6/30/2014
V.A / Light Wave '14 (Vol.1)
次世代のポップシーンを担うであろう新進気鋭のミュージシャン5組を収録した、ネットレーベル「Ano(t)raks」によるフリーダウンロード作品。コンピとしてのコンセプトも明確で、各曲の個性もかなり出ている。フリーといえども妥協がなく名盤。この上半期においてはアホほど聞きまくっている。フリー作品としては、Avec Avec「おしえて」以来のハマり具合だ。
5曲すべて良いが、中でも神戸のバンド「ブラウニー」のShin Rizumu氏による「嘘つきな女の子」は秀逸だ。まだ高校2年生なのにこの早熟な歌の世界。驚きを隠せない。
他にも辻林美穂氏「You Know...」のCymbalsのような胸ときめくストレートなポップだし(J-POPの基本的な様式は全て踏襲しているので妙に耳馴染みがいい。とても計算されている。)、Sodapopさんの性別不明のウィスパーは、タイプこそ異なるが阿部芙蓉美やフレネシばりに気持ちがいい。へそのすけさんの「すごくすごい人」みたいな言い回しや、北園みなみさんの「夕暮れには歌が歌えて 自分だけの言葉で薄紅の空を描く」という聞きながら引っかかりまくる多数の表現には、ひたすら脱帽&満足である。
どれもシティ・ポップに括れる体裁ではあるが、歌詞の内容は私小説以上J-POP未満といった具合で妙に没頭してしまうのだ。流行りの雰囲気シティ・ポップもいいが、またそれらとは一線を画す、というかそもそも異なるルーツの上に成り立っている。(個人的には、aikoやキリンジあたりがルーツとしてはしっくりくる。)
すべての楽曲ファイルに歌詞とジャケット画像がプリセットされている点もパッケージとして素晴らしい。
ところでタイトルはRound Tableの「Big Wave '71」のパロディ?それとも、元ネタがあったり、サーファーは波に年を付けるもんだったりするのか?「ナントカ WAVE 'XX」ってありがちなタイトルなのかな…何にせよ、今作はVol.1でして、全部で3迄出るそうなので期待!
成海璃子のCDラックに思うこと
成海璃子はかわいい。
某ドラマで妹役で出ているのを見てからのファンです。ちょっと強気な印象だけど、社交下手で地味な雰囲気のまさにツンデレなギャップが素敵な女性です。YUIさんと近いものがありますね。
そんな著名女優である彼女がロック好きだと聞いたのは数年前。何となくそんな気がしていたので妙に納得したものです。その頃の彼女は、テレビで自宅のCDラックを晒したり、雑誌のコラムでローザ・ルクセンブルクを推したりしていました。その更なるギャップにも魅せられました。
その後、彼氏の影響という噂を聞いたり、さんまの番組で加川良の話をしたときに噛み合ってなかったりと、広く浅くなのだろうなと思いつつ、こんな美女がディープな世界に足を踏み入れつつあることに興奮。ちょっとサブカルこじらせてる感じにも興奮。
しかしながら先般読みました磯部涼・九龍ジョー「遊びつかれた朝に」においても、九龍さんや前野健太さんの飲み会に顔を出しているという話も載っていて、もうどっぷり浸かってらっしゃるのだと安心しました。
さて、そのテレビでのCDラック放映のキャプチャから、ストーカー的に在庫をリストアップするという気持ち悪い作業を行いました。
昔でいうと宝島的・ナゴム系、今でいうとロキノン系、が混ざったような嗜好ですね。名盤ガイド見て色々トライしてる感じや、金持ってるだろうに控えめな在庫数だということに好感が持てると思います。
・the telephones「LOVE&DISCO」
・フジファブリック「TEENAGER」
・逆鱗×斉藤和義「FISH STORY」
・サニーデイ・サービス「若者たち」「東京」
・未完成VS新世界「夕暮れ狩り」
・Liv「Are you alive?」
・凛として時雨「just A moment」
・ART-SCHOOL「14SOULS」
・RADWIMPS「アルトコロニーの定理」
・高田渡「ごあいさつ」
・村八分「ライブ」
・Lantern Parade「甲州街道はもう夏なのさ」
・筋肉少女帯「仏陀L」
・capsule「L.D.K Lounge Designers Killer」
・Syrup16g「HELL-SEE」
・LOST IN TIME「きのうのこと」
・Mott The Hoople「The Hoople」
・My Bloody Valentine「Loveless」
・KISS「Destroyer」
・Marvin Gaye「Classic」
・Supercar「Futurama」
・Syrup16g「Syrup16g」「Delayedead」
・LOST IN TIME「さぁ、旅を始めよう」
・andymori「アンディとロックとベンガルトラとウィスキー」
・有頂天「ナゴムコレクション」
・人生「ナゴムコレクション」
・ザ・スターリン「STOP JAP」
・Death Cab For Cutie「Plans」
・Nirvana「All Apologies」
・大橋トリオ「PRETAPORTER」
・EGG BRAIN「So Far, So Good」
・OST「色即ぜねれいしょん」
・OGRE YOU ASSHOLE「しらないあいずしらせる子」
・V.A「THIS IS FOR YOU〜THE YELLOW MONKEY TRIBUTE ALBUM」
・相対性理論「ハイファイ新書」
・Prototypes「Prototypes」
・kiwiroll「その青写真」
・Bob Dylan「不明」
・INU「メシ喰うな」
・電気グルーヴ「20」
・はっぴいえんど「風街ろまん」
・野狐禅「東京23区推奨オモイデ収集袋」
・岡村靖幸「靖幸」「禁じられた生きがい」「早熟」
・THE 原爆オナニーズ「I Will / I Don't」
・その他、Michi.、The Yellow Monkey、100s…
「シロップ16gが復活するってね、良かったね」
「野狐禅の竹原さんのソロもいいよ」
「INUの町田康さんの小説は読んだことある?」
なんていう会話をしなきなゃ!という気持ちにさせてくれますね。あぁ、気持ち悪い。
3/02/2014
The Cakeについて
テレビで60年代のアメリカの歌番組の映像を見て、ふと思い出したのでYouTubeを検索したら、まだあった。
数年前にTwitter経由で視聴し凄まじい衝撃を受けた映像。そのとき何かブログか何かにしたためたかもしれないけれど、忘れてしまったからもう一度書いておきたい。自らの備忘のため。
その映像とは、知る人ぞ知る60年代のアメリカのガールズ・グループ「The Cake」のテレビ出演時のもの。
何の変哲もないふつうの3人の女子が、その名の通りケーキを模したようなセットから姿を現す。
気のせいか少し左の娘がよろけたような気がする。
歌が始まるが、右の二人が活発に踊っているのに、左の娘は直立不動。
一瞬放送事故か合成映像なのかと思ったが、ごく自然に、まるで何事もないように番組は進行していく。
気づけばおれが直立不動になっていた。
彼女(左の娘)の名はジャネット。
彼女は奇を衒っているのでも、不機嫌なのでもなく、病気であまり動けないのであった・・・。
あまりにシュールな映像&理由で、凡人の私にはなぜそのような子をメンバーに置いたのかもよく理解できないが、とにかく彼女は精一杯そのグループの中で生きていたのだろう。
衝撃を除外しても、この映像が、彼女の姿が、脳裏に焼き付いて離れない。
彼女のルックスはとても優れている。個人的に好み。
現代においても通用する、お人形さんのような普遍的な美しさを持っている。
(右の二人は、言っちゃなんだがオバチャンヘアーでそこまで可愛くもない。)
Twitter経由でこの映像を見たときも、確かゴスロリ系志向のサブカル女子の推薦だったように思う。
彼女は先述の通り体が弱く、結果的には夭逝であったと思うが、それゆえの儚い美しさなのでしょうか。もちろん寿命のことは知らなくても感じられる
ところで、寿命と美貌は関連はないと思うが、後付けの理由としては妙に説得力を持ったりする。もちろん女性のルックス上の一般的ピークである若年でのイメージで固定されてしまうこともあるでしょうけど、亡くなってしまい二度と見れないことに対する後悔や記憶の風化の中で、だんだんと美化されていくんでしょうね。私は何を当たり前のことを言っているのだろうか…。
この映像に関しては定期的にちょっとした話題になることもあり、他の人がブログで書いているのを見たが、なんとジャネットちゃんはジミ・ヘンドリックスとも交際をしていたそうな。真偽のほどはわかりません。でもハグしている写真もあるみたいなので、ググってみてね。
※よく映像を消されてるので、もう1個貼っておきます。
数年前にTwitter経由で視聴し凄まじい衝撃を受けた映像。そのとき何かブログか何かにしたためたかもしれないけれど、忘れてしまったからもう一度書いておきたい。自らの備忘のため。
その映像とは、知る人ぞ知る60年代のアメリカのガールズ・グループ「The Cake」のテレビ出演時のもの。
何の変哲もないふつうの3人の女子が、その名の通りケーキを模したようなセットから姿を現す。
気のせいか少し左の娘がよろけたような気がする。
歌が始まるが、右の二人が活発に踊っているのに、左の娘は直立不動。
一瞬放送事故か合成映像なのかと思ったが、ごく自然に、まるで何事もないように番組は進行していく。
気づけばおれが直立不動になっていた。
彼女(左の娘)の名はジャネット。
彼女は奇を衒っているのでも、不機嫌なのでもなく、病気であまり動けないのであった・・・。
あまりにシュールな映像&理由で、凡人の私にはなぜそのような子をメンバーに置いたのかもよく理解できないが、とにかく彼女は精一杯そのグループの中で生きていたのだろう。
衝撃を除外しても、この映像が、彼女の姿が、脳裏に焼き付いて離れない。
彼女のルックスはとても優れている。個人的に好み。
現代においても通用する、お人形さんのような普遍的な美しさを持っている。
(右の二人は、言っちゃなんだがオバチャンヘアーでそこまで可愛くもない。)
Twitter経由でこの映像を見たときも、確かゴスロリ系志向のサブカル女子の推薦だったように思う。
彼女は先述の通り体が弱く、結果的には夭逝であったと思うが、それゆえの儚い美しさなのでしょうか。もちろん寿命のことは知らなくても感じられる
ところで、寿命と美貌は関連はないと思うが、後付けの理由としては妙に説得力を持ったりする。もちろん女性のルックス上の一般的ピークである若年でのイメージで固定されてしまうこともあるでしょうけど、亡くなってしまい二度と見れないことに対する後悔や記憶の風化の中で、だんだんと美化されていくんでしょうね。私は何を当たり前のことを言っているのだろうか…。
この映像に関しては定期的にちょっとした話題になることもあり、他の人がブログで書いているのを見たが、なんとジャネットちゃんはジミ・ヘンドリックスとも交際をしていたそうな。真偽のほどはわかりません。でもハグしている写真もあるみたいなので、ググってみてね。
※よく映像を消されてるので、もう1個貼っておきます。
2/18/2014
豊田道倫 & mtvBAND 2014.02.16 於 難波ベアーズ
豊田さんの「FUCKIN' GREAT VIEW」に打ちのめされた私。
mtvBANDでの公演も暫くはないかなと勝手に思ったので、妻を京都の用事に送りつつ、難波ベアーズまで足を伸ばしてみた。
結果さらに打ちのめされてしまうことになる。
豊田さんの公演を見るのは実は初めてなのですが、期待通りアウトローなステージでしたが、アウトローの度合いが想像以上でした。バンド形態だから尚更なのでしょうが。
以下、多くは語らず備忘録として羅列します。
・オープニングはステレオで交互に鳴り響く銃声(or 一斗缶を叩く音?)に合わせて「Over The Rainbow」の恐らく日本の女性歌手によるカバー。意図が全くわからない。
・手売り予定の「44blues」、雪害で届かず。HEADZの社員、豊田さんにいじられる。
・そのHEADZの社員が豊田さんを「トヨダさん」と連呼。会場には微妙な空気か。
・外人のカップルがイチャついてた。男は恐らくアメリカ、女は東南アジア出身。ヒモと娼婦? 男はリバース・クオモみたいな感じ。周りの迷惑を顧みず体を動かす。曲の途中で拍手。「オレンジ・ナイト」でテンション上がってたみたいだから、普通に豊田さんのファンなのだろうけど、如何せん目障り過ぎたか、暫く睨みをきかせてた豊田さんも「うるさい!拍手は終わってから!」と叱りつける。男、反省の色なくイチャイチャ。まあこのカオス感、嫌いではない。暫くは豊田さんも不機嫌な様子。女は途中からうずくまってたが、ノイズに耐えられなかったのか。どういう二人なのか、気になってしまった。
・その後ろにいた黒髪ロングの小柄な女性、とても美人。少しヤニが混じったとてもいい匂いがした。あなたは何者ですか?
・途中で自動車のエンジン音のサンプリングをエフェクトして掛けてる場面があり、これは「Heavenly Drive」来るか?とか思ったけど、そんな安直ではなかった。
・序盤でサングラスを額に掛けるも、すぐにストンと目の位置に落ちた。
・カンパニー松尾監督のハマジム10周年記念作品が相当ヤバイらしい。豊田さん曰く「スカム」とのこと。
・曽我部さんのROSE RECORDSからお歳暮が届くらしいが、曽我部さんの作品と非常に美味しい讃岐うどんが同梱されているらしい。
・松本亀吉さん、キングジョーさんらしき人が居た。
・「SING A SONG」の第二弾が出るらしい。3〜4枚組。半野田拓の影響? 親が死んだ時とか、特別なときな聞くような内容らしい。
・かねてからTwitterで出ていたスペシャルゲストで呼ぼうとしてたのは月亭可朝師匠であった。挨拶にとらやのお菓子を持参。可朝師匠はもう一ヤマ音楽で当てたいらしく、新作は豊田さんがプロデュースの予定だそう。
・冷牟田さんはレディースのブラウス着用。セクシー。時々山口冨士夫の若い頃に見えた。
・宇波さんは四月はアメリカで仕事。最近HOSEの活動はしてないのかな? 冷静な方ですがかなり狂ったフレーズだったような。音が余り聞こえず残念。
・久下さんはドラムがかっこよすぎた。予測のつかないテンション。赤ら顔でしたが、酔っていたのか。ボイパと唸りが、とにかく音として快感。声でオカズ入れれるって初めて実感した。
・カンパニー松尾監督は豊田さんのMVを撮るまでAVしか撮ったことがなかったらしい。豊田さんのMVをきっかけにメジャーへ行こうとしたらしいが、豊田さんが全然売れず今日に至る。
・往年のミュージシャンを思わせるステージでの細かい素振り。この人は本当に王道のロックスターなのだなと感じた。
・アンコールは2回も。「大阪はなかなか帰してくれん」
・アンコール応えたのは、「楽屋にチコピドーのポスターが貼ってあって頑張ろうと思ったから」とのこと。スカムに纏わる言及がたくさんあり、なんか嬉しい気持ち。
2/10/2014
私的2010-1012年音楽作品番付
愛読するブログ「pitti blog」でこんな企画( http://pittiblog.ldblog.jp/archives/36106916.html )がありましたので、便乗してみました。
あまりリリース年別に作品を意識したことはなかったですが、こうしてみるとその年の時代のブームや流れがあって面白いですね。
///2010年///
1. bloodthirsty butchers / NO ALBUM 無題
2. 青葉市子 / 剃刀乙女
3. NHK / Special LP
4. 七尾旅人 / billion voices
次点.
くるり / 言葉にならない、笑顔をみせてくれよ
トクマルシューゴ / ポート・エントロピー
やけのはら / This Night Is Still Young
SuiseiNoboAz / SuiseiNoboAz
安藤優子 / JAPANESE POP
川本真琴 feat. TIGER FAKE FUR / 音楽の世界へようこそ
2010年は作品でいえば、bloodthirsty butchersの圧勝であったと思う。
彼らの過去の作品はいわゆる「名盤」認定されているものも多いが、それを遥かに凌ぐ力作であった。
吉村さんはもういないけれど、このアルバムを聞くたびに心に迫って来る魂を感じる。
そしてこの年から聞き始めた青葉市子。
正直取り巻きや、偏った思想を通じた浸透の仕方はあまり好ましくないし、ツイートを見ても生理的に好きになれないが、楽曲そのものの良さと思い出補正で名盤!にしても、七尾旅人もそうだけど、アーティストのツイートは見てられない。イメージが悪化することはあっても良くなることはない。多くは語らない方がよい。コミュニケーションは作品とライブで充分。
そういう意味ではNHKは超クール。とてもドープですがあっさりした内容です。生で一度見たことがありますが(KAIKOOかなんか)、空気を一変させる音楽でした。
以下はまあだいたいどこも同じかと思います。曲でいうと蓮沼執太はサン・ラのカバーが大変好きです。この人、そろそろブレイクしそうですよね?
///2011年///
1. Scoobie Do / MIRACLES
2. Alfred Beach Sandal / One Day Calypso
3. 石橋英子 / carapace
次点.
女王蜂 / 孔雀
あらかじめ決められた恋人たちへ / CALLING
Perfume / JPN
山下達郎 / Ray of Hope
砂原良徳 / liminal
センチメンタル・シティ・ロマンス / やっとかめ
cero / WORLD RECORD
水中、それは苦しい / 手をかえ品をかえ
ventla / hide
andymori / 革命
PIZZICATO ONE / 11のとても悲しい歌
山本精一 / PLAYGROUND 〜acoustic
Bill Laswell, 中村達也, 山木秀夫 / Bass & Drums
埋火 / ジオラマ
平賀さち枝 / さっちゃん
Chara / Dark Candy
Dorian / Studio Vacation
N’夙川BOYS / PLANET MAGIC
どう考えても佳作が多かったのが2011年。
選べない!
アルフレッド・ビーチ・サンダルを筆頭に、ザ・フルーツ、ケトルズ、ジョンのサン等、脱力(脱臼)しつつもクールな音を出すミュージシャンが目立った。
一位はダントツでスクービー・ドゥのアルバムです。相変わらずライブの質も高いけど、パッケージ作品も完成度が高い。この人たちの場合、他からの影響で曲風が変わるというのはあまり無いと思いますので、ひたすら良い歌を作るというのが一つのゴールになっているのか。
住所不定無職はメロディーセンスがとてもポップ。早くSMAPの曲でも手掛ければいいと思う。
青葉市子は、やはり聞いてしまう…。
番外ですが、センチメンタル・シティ・ロマンスの新作は、30年前の名盤を聞き返してると錯覚するような作品。「ナタリー」だけでも一聴の価値あり。
///2012年///
1. カーネーション / SWEET ROMANCE
2. きのこ帝国 / 渦になる
3. くるり / 坩堝の電圧
4. チャットモンチー / 変身
5. Avec Avec / おしえて
6. Tomato n' Pine / PS4U
7. ZAZEN BOYS / すとーりーず
8. 不失者 / 光となづけよう
9. ザ・なつやすみバンド / TNB!
10. OGRE YOU ASSHOLE / 100年後
次点.
(((さらうんど))) / (((さらうんど)))
阿部芙蓉美 / 沈黙の恋人
ストレイテナー / SOFT
パブリック娘。 / 初恋とはなんぞや
Jun Konagaya / Organ
トクマルシューゴ / In Focus?
毎年一位がベテラン無双で、まるでミュージックマガジンのようで情けないが、やはりカーネーションの今作は賛否ありながら紛れもなく価値がある。
今作に詰まっているような表層的にいい曲というのは意外とカーネーションには余り無い。もっと毒づいたような作品が来るかと期待したらとても爽やかで裏切られた。初回盤にはインスト盤が付いているのだが、これはどう楽しむのかよくわからない。とりあえず「Bye Bye」のインストだけ、クラシックを聞くように楽しんでいます。
きのこ帝国はキノコホテルとゆらゆら帝国が好きなのかな?程度にしか思ってなかったが、メトロックで拝見し、好きになりました。ライブでも音小さいし、もちろんCDでは迫力がないから満足はしてません。この作品は曲のカタログにしかなりませんが、ライブに足を運んでみて下さい。いつか凄いバンドになってるような気がします。メンバー可愛いし、これから売れるのではないでしょうか?
くるりとチャットモンチーとザゼンボーイズは、どの媒体でも好評でしたが、漏れず名盤だと思います。進化と王道を兼ね備えた、まさに名盤です。
ストレイテナーはこれまであまり聞きませんでしたが、このアコースティックセルフカバーは、ちょっとひねくれてるリスナーの耳にもまっすぐ刺さる気がします。
2/07/2014
豊田道倫 & mtvBAND / FUCKIN' GREAT VIEW
豊田さんの前作『m t v』は本当に怪作だった、と思う。
最近は、この人の作品が出たら絶対買う!ってアーティストがあまり居なくて、唯一豊田さんだけがそれであった。追っかけである。過去の作品はコンプリートしている。
とっつきにくい表面をしているけどその核はたいへんポップである、というのが豊田さんの最大の魅力だ。近年はパラガ名義からソロ名義の活動にシフトしてきているが、同時にそのポップさが溢れ出し、以前のような孤高の存在という印象はもうない。ポップシンガーである。個人的には昆虫キッズとのコラボ作品『ABCD』を境に、ポップさが爆発したと思っているが、どうでしょうか。
また、これまで割と他からの影響を感じさせない、豊田道倫というロックだと言わんばかりの作品が多かったが、『m t v』もそうであるが、割と素直に流行りや話題の音楽の雰囲気(というかエッセンス)を取り込んだ作りになっている。今作でいえば「26歳」という楽曲は、最近豊田さんがTwitter等で絶賛し、対バンも頻繁に行う工藤冬里さんの影響を感じる。もちろんそれは工藤冬里、マヘル、ノイズと同世代のパンゴに在籍したドラムス久下さんによるところも大きいだろう。
さて、肝心の内容であるが、mtvBAND名義であるからといって『m t v』のポップでロックなイメージで聞くと、違和感を覚えるでしょう。MVも作られた「Heavenly Drive」「オレンジ・ナイト」等は楽曲の印象こそ前作寄りだが、ミニマルで凄みのある歌詞は、とても荒削りでこれまで未踏だった領域である。そしてその他の曲はバンドアンサンブルより豊田さんのボーカルを主体とした、これまた荒削りな楽曲である。前作からわずか一年足らず、更に前作以前とは違うバンドメンバーという点を踏まえると、よほどメンバーの相性がよく、スタジオ一発録音のような作り方で純度の高い、ホットな音をCDに閉じ込められたということだろうと思っている。
数回聞いただけではないが、耳への馴染みはあまりないが、これは「アプローチ」、「バイブル」のように聞き込むタイプのアルバムであると思う。そしてこの絶妙なラフさとバランスこそ評価すべき豊田さんならではの危うさであり、評価に値する。前作とは対で聞きたい名盤。
にしても白眉はやはり「Heavenly Drive」である。何度聞いても、美しい。ベアーズのライブが楽しみ。
フジロック1999
過去のフジロックに想いを馳せ、うだうだ書いてみます。
フジロック、1999年。
この頃私は14歳、中2。
中2らしく、他人とは違うロックを追求していました。
ケーブルTVでスペースシャワーTVを見ていたので、名前は知っていたが、まだ当時はフェスも一般的ではなく、中学生の自分にはフェスに参加するなんて発想もありませんでした。ただ、何かとても楽しそうなイベントが開催され、行っていない自分はいつか後悔するのかも、という少し悲しい気持ちだけが後味悪く残ったものです。
さて、まずグリーンステージ。
ラインナップを見ると、Phish、レイジ、フェミ・クティ、ジョー・ストラマーなど、今となっては見ることはできないorすでに鬼籍に入っているミュージシャンがずらり。
ハイスタも、全盛期か。
スカンク・アナンシー、バーナード・バトラー、カタトニア、オーシャン・カラー・シーン等、ブリットポップの末期感溢れるUKゾンビ的なラインナップも興味深い。クリエイションが倒産したのも99年だ。
なんとも地味にレイ・デイヴィスも居る。やはりこの人、とことん地味だ。
ボアダムスには当時心酔していて、羨ましいと思ったものです。
ホワイトステージは、準メインステージなのに、贅沢にもハッピー・マンデーズが大トリを務めている。
あまり今と変わらない面子だなぁ、という印象。ポリシックスとか、本当何でも出てくるよなあ。ジョンスペも。
一番懐かしいのはトリッキー。まさしく当時の流行。トリップホップも廃れたし、トリッキーも新作出たニュース以外余り見ることもないけど、静かに最近の電子音楽に血流を分けているような気がする。
さて、次のフィールド・オブ・ヘブン。
グリーンステージに続き、トドス・タス・ムエルトス無双。このステージ、全然わかんない。
そしてバージンなんとか。
ここは本当時代を感じる。冷牟田さんここでも出てきたり、トドス・タス・ムエルトス然り、使い回しが多い(笑)。
スカ・フレイムス、ロニ・サイズ、サイケアウツ…。
マニはこのためにソロで来たのかと思うとやはり愛おしいキャラクターである。
リーバイスステージ、これは恐らく新人発掘的なアレでしょうけど、結構いいセンを行っていたのでは?
出世頭はくるりなのは間違いないけど、ミサイル・ガール・スクート、ピールアウト、イン・ザ・スープ、バックホーン、ワイノ。2000年前後を彩った時代の徒花たち。
マッド3って、当時ギターウルフと怒髪天とズボンズと並んでゴリゴリロックの代表みたいなイメージだったけど、どこに消えたのだろう?怒髪天はバラエティにCMにまさかの活躍をしている今日。想像もつかないですね。そういえば増子弟のDMBQも、出てました。
以下引用。
| GREEN STAGE | ||
|---|---|---|
| 7/28 (FRI) | 7/29 (SAT) | 7/30 (SUN) |
| ROCKET FROM THE CRYPT | Rory Mcleod | FEMI KUTI |
| PHISH | 東京スカパラダイスオーケストラ | CATATONIA |
| 奥田民生 | BOREDOMS | ASH |
| STEVIE SALAS | UA | ラフィータフィ-忌野清志郎 |
| NAWANG KECHOG | RAY DAVIES | OCEAN COLOUR SCENE |
| Hi-STANDARD | SKUNK ANANSIE | BERNARD BUTLER |
| THE BLACK CROWES | LIMP BIZKIT | NAWANG KECHOG |
| RAGE AGAINST THE MACHINE | THE CHEMICAL BROTHERS | JOE STRUMMER and The Mescaleros |
| TODOS TUS MUERTOS | BLUR | ZZ TOP |
| --- | --- | TODOS TUS MUERTOS |
| WHITE STAGE | ||
|---|---|---|
| 7/28 (FRI) | 7/29 (SAT) | 7/30 (SUN) |
| 電撃ネットワーク | DMBQ | POLYSICS |
| NEVE | BRAHMAN | MISHKA |
| REGULAR FRIES | FEEDER | FOUNTAINS OF WAYNE |
| DEATH IN VEGAS | BACK DROP BOMB | FUN LOVIN' CRIMINALS |
| audio active | eastern youth | LEE "SCRATCH" PERRY |
| PROPELLERHEADS | ATARI TEENAGE RIOT | TRICKY |
| UNDERWORLD | THE JON SPENCER BLUES EXPLOSION | HAPPY MONDAYS |
| FIELD OF HEAVEN | ||
|---|---|---|
| 7/28 (FRI) | 7/29 (SAT) | 7/30 (SUN) |
| Osamu Koganei | Hiroki Okano with Tenkoo Orchestra | RORY McLEOD |
| RORY McLEOD | Rory McLeod | BREAKBEAT ERA |
| BIG FROG | NAWANG KHECHOG with THE 3PEACE | TODOS TUS MUERTOS |
| Ruby | TODOS TUS MUERTOS | FEMI KUTI |
| PHISH | PHISH | PHISH |
| Virgin TENT "PLANET GROOVE" | ||
|---|---|---|
| 7/28 (FRI) | 7/29 (SAT) | 7/30 (SUN) |
| MAMEZUKA | DJ ALEX | DRY AND HEAVY (Live) |
| サイケアウツ(Live) | SUSUMU YOKOTA | MANI (from Primal Scream) |
| RHYTHM FREAKS | DJ YAMA | GAZ'S ROCKIN' BLUES featuring SKA FLAMES (Live) |
| DUB SQUAD(Live) | HYBRID (Live) | KURANAKA+1945 |
| DEEJAY PUNK-ROC | KIHIRA NAOKI | 流-RYU-(DJ KRUSH , DJ HIDE ,DJ SAK ) with TUNDE AYANYEMI |
| DJ KENSEI | Q'HEY | RONI SIZE & DYNAMITE MC |
| DJ YAS | DJ SHUFFLE MASTER | BREAKBEAT ERA (Live) |
| TWIGY featuring RINO DJ AMEKEN and DJ YUZE (Live) | TSUYOSHI ~ JouJouka (Live) | DJ DIE |
| MIX MASTER MIKE | SUSUMU YOKOTA | Jungle Brothers (Live) |
| Prince Paul & Automator | dj wada | MAD PROFESSOR |
| DJ TOUCHE from WISEGUYS | The Orb (Live) | TATSUYUKI HIYAMUTA PRESENTS ”仁義なき戦い”In TABOO |
| LES RYTHMES DIGITALES (Live) | CAPTAIN FUNK | --- |
| Jon Carter(from Monkey mafia) | co-fusion | --- |
| BOOM BOOM SATELLITES (Live) | UNDERWATER NIGHT featuring DARREN EMERSON , DARREN PRICE | --- |
| SHINICHIRO HIRATA | KEN ISHII | --- |
| --- | DJ Spooky That Subliminal Kid | --- |
| Levi's NEW STAGE | ||
|---|---|---|
| 7/28 (FRI) | 7/29 (SAT) | 7/30 (SUN) |
| Missile Girl Scoot | ネコグルマ | THE BACK HORN |
| MUSCLE DOGGY GROOVES | In the Soup | STROBO |
| Dr.Core (from Korea) | PEALOUT | the cimons |
| MAD 3 | くるり | WINO |
以上、引用終り。
からの引用でした。
1/04/2014
私的2013年音楽作品番付 <洋楽>
洋楽はあまり聞かなくなってしまいましたが、ソニーのMusic Unlimitedを試験的に半年ほど使ってみた結果、様々な新作を聞くことが出来ました。
次点. Justin Timberlake / The 20/20 Experience


ジャスティンの新作を聞いていると、もう'N SYNCに居たことなどが黒歴史なのかな?と感じてしまうほどのアーティストっぷり。ただ、2作に分ける意味はあまり感じられなかった。これはけっこうネット上でも書かれていた気がするので、割りかしリスナーとしては一般的な意見でしょうか?まだ32歳というのが驚きです。
10. Daft Punk / Random Access Melodies


安定した大御所の作品という訳ではなく、確実に時代の2、3歩先を行こうとするアツさが感じられる。今作はアートワーク含め、おじさん世代にも大きくアピールできて、セールス的にも大成功したのでは。ダフト・パンクははずれとアタリの差が大きいけど、それだけチャレンジングってことでしょうか。
9. Julianna Barwick / Nepenthe


こういうソフト・ミニマルな音が大好きです。「The Magic Place」からのリスナーですが、Grouperと合わせて夜によく聞く音楽。
8. M.I.A / Matangi


M.I.Aの新作がレディー・ガガとかぶってて、勢いがかき消されてしまったような。
7. Deafheaven / Sunbather


聞いて驚きました。このカテゴリ、こんなに進化しているんですね。ちょっと前はリターギーで興奮してましたが、再び感動してしまいました。
6. The Royal Concept / Goldrushed


(Amazon.jpにて取り扱いないため、主題曲収録の過去作品画像です)
どうにも日本盤が出ない限りは爆発することはなさそう。とはいいつつもこれだけのルックスとセンスを持ったバンドを放っておくのは、もったいないの一言。
5. My Bloody Valentine / m b v


来日公演にも行けなかった私にMBVについて語る資格はありませんが、この新作はそんなフアンにも優しい生々しい音源集。アイドルがシューゲイザーを導入する時代、MBVの音楽はどう響くのか。「wonder2」の不穏な音像は、1990年の現場の音そのものであると、私のような若輩者は夢想するのです。そういえば過去の作品と合わせて聞いていたら「she found now」なんかは「Loveless」の曲だったかと一瞬思ってしまった。
4. The Field / Cupid's Head


3. Rhye / Woman


自分の結婚式にもちょっと音を使ってみたりしたので、思い出深いアルバム。レディオヘッドがよく引き合いに出されていましたが、そのたとえはよく分からぬまま。ひたすらに性別も時代も超越した、艶かしく美しい音と向き合える一作。
2. Oneohtrix Point Never / R Plus Seven


快作!聞かねば!
1. Arcade Fire / Reflektor


圧倒的に2013年のナンバー1でした。個人的にはタイトルナンバーではなく「Normal Person」「Here Comes The Night Time」という楽曲がいたく気に入ってしまい、リピートをしまくった第四クオーターでしたね。初期の躍動感も持ちつつ、前2作で燃え尽きていた実験性を大きく取り戻した印象。これもどこでも書かれていることですが、プロデューサーであるジェイムス・マーフィーによる貢献がかなり大きいのではないでしょうか。
決して難しいロックではなく、イヤフォンをつけて町で聞けるような、ロッキング・オン!な音楽でもあります。
次点. Justin Timberlake / The 20/20 Experience
ジャスティンの新作を聞いていると、もう'N SYNCに居たことなどが黒歴史なのかな?と感じてしまうほどのアーティストっぷり。ただ、2作に分ける意味はあまり感じられなかった。これはけっこうネット上でも書かれていた気がするので、割りかしリスナーとしては一般的な意見でしょうか?まだ32歳というのが驚きです。
10. Daft Punk / Random Access Melodies
安定した大御所の作品という訳ではなく、確実に時代の2、3歩先を行こうとするアツさが感じられる。今作はアートワーク含め、おじさん世代にも大きくアピールできて、セールス的にも大成功したのでは。ダフト・パンクははずれとアタリの差が大きいけど、それだけチャレンジングってことでしょうか。
9. Julianna Barwick / Nepenthe
こういうソフト・ミニマルな音が大好きです。「The Magic Place」からのリスナーですが、Grouperと合わせて夜によく聞く音楽。
8. M.I.A / Matangi
M.I.Aの新作がレディー・ガガとかぶってて、勢いがかき消されてしまったような。
7. Deafheaven / Sunbather
聞いて驚きました。このカテゴリ、こんなに進化しているんですね。ちょっと前はリターギーで興奮してましたが、再び感動してしまいました。
6. The Royal Concept / Goldrushed
(Amazon.jpにて取り扱いないため、主題曲収録の過去作品画像です)
どうにも日本盤が出ない限りは爆発することはなさそう。とはいいつつもこれだけのルックスとセンスを持ったバンドを放っておくのは、もったいないの一言。
5. My Bloody Valentine / m b v
来日公演にも行けなかった私にMBVについて語る資格はありませんが、この新作はそんなフアンにも優しい生々しい音源集。アイドルがシューゲイザーを導入する時代、MBVの音楽はどう響くのか。「wonder2」の不穏な音像は、1990年の現場の音そのものであると、私のような若輩者は夢想するのです。そういえば過去の作品と合わせて聞いていたら「she found now」なんかは「Loveless」の曲だったかと一瞬思ってしまった。
4. The Field / Cupid's Head
ちょっと色気が出てきたかな、という感じもしますが、相変わらず硬派なミニマルで心地よいです。この人はずっとこうであって欲しいです。
3. Rhye / Woman
自分の結婚式にもちょっと音を使ってみたりしたので、思い出深いアルバム。レディオヘッドがよく引き合いに出されていましたが、そのたとえはよく分からぬまま。ひたすらに性別も時代も超越した、艶かしく美しい音と向き合える一作。
2. Oneohtrix Point Never / R Plus Seven
快作!聞かねば!
1. Arcade Fire / Reflektor
圧倒的に2013年のナンバー1でした。個人的にはタイトルナンバーではなく「Normal Person」「Here Comes The Night Time」という楽曲がいたく気に入ってしまい、リピートをしまくった第四クオーターでしたね。初期の躍動感も持ちつつ、前2作で燃え尽きていた実験性を大きく取り戻した印象。これもどこでも書かれていることですが、プロデューサーであるジェイムス・マーフィーによる貢献がかなり大きいのではないでしょうか。
決して難しいロックではなく、イヤフォンをつけて町で聞けるような、ロッキング・オン!な音楽でもあります。
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