12/29/2017

私的2017年音楽作品番付 トラック編 <洋楽>

職務内容が変わり、外勤が大幅に減ったため、音楽を聴ける環境が少なくなってしまった今年度の私。

1. King Krule / Dum Surfer

暗く重い音楽。とっつきににくいが、ブラックメタルと同じでメロディーが美しいほど、このテの音は鈍い輝きを増す。King Kruleの魅力を知らしめるには最適なイントロダクションとなった。


2. Thundercat / Walk On By (feat. Kendrick Lamar)

勢いのある男と演ると必然的に決まってくる。もうFlying Lotusのサブみたいな印象はなくなった。


3. Frank Ocean / Chanel



4.Frank Ocean / Biking (feat. JAY Z & Tyler, the Creator)

Frank Ocean無双。


5. Kendrick Lamar / LOYALTY. (FEAT. RIHANNA.)

思い出補正。多分一般的にはアルバムの曲からなら「DNA.」が人気なのだろう。高速逆再生サンプリングということで、出たばかりのBruno Marsまでも斬新に取り込んでしまっており、サンプリングで遊びまくりでありつつ大マジな作品だ。


6. The War On Drugs / Holding On
前作における「Red Eyes」的なサウンド。


7. CCFX / The One to Wait
映像含めて非常に美しい。私が思い出したのは、The BC Lemons(ニッチすぎる)。ボーカルの声質は全然違うけど。


8. Sorority Noise / A Portrait Of

爆音で聞きたい音。とてもエモーショナル。Bメロで音の緩急つけてからのトランシーなサビのインスト、この感じ凄く好きです。、


9. Charli XCX / Boys

EXILE TRIBEのSHOKICHIとONE OK ROCKのTakaがPVに出演。今年よくかかってた。脂肪を削ぎ落としたEDMサウンドとスーパーマリオのコイン音のサンプリングだけでここまでポップになるものか。「I was busy thinking about boys」っていい歌詞だなー。


10. Sheer Mag / Need to Feel Your Love

ボーカルが個性的すぎる、一聴して分かる。声がしゃがれた幼少期のマイケルのような。


11. Dirty Projectors / Little Bubble

久しぶりに聞いた。なんといったらいいのか、こんな音だったっけ?休業中の外仕事がいい刺激になったのか。


12. Stef Chura / Speeding Ticket

アルバムの最後を飾る曲はアンニュイなスロー・ガレージ。綺麗なメガネのお姉様が歌ってる。そういえばnoodlesは20年前からこんな音だ。


13. (Sandy) Alex G / Rocket

牧歌的で朴訥なコーラスに、哀愁を帯びたカントリー風のストリングスが重なる。20代前半とは思えない音だが、アルバムで聴くとかなり雑多なアイデアが散りばめられていて、この曲もそのブレイン・ストーミングの1つに過ぎないかのようだ。2017年だからこそ、この音が響く。Frank Oceanの「blonde」参加。


14. Delicate Steve / Friends

名前で聴かず嫌いしてはいけない。


15. Alvvays / Dreams Tonite

デビュー作から期待を引きずって作り上げた2作目のリードトラック。


16. Alex Lahey / Every Day's the Weekend

Minnie RipertonとBruce Springsteenから影響を受けているという豪の女性SSW。突き抜けたサウンドが魅力。


17. Foxygen / Follow the Leader

初めてちゃんとFoxygenを聞いた。こんなドラマチックな曲書くのね。


18. Cameron Avery / C'est Toi (Extended)

Tame Impalaの人のソロ。アルバムは微妙だったがこの曲だけ突出して良かった。Alex Cameronも今年売れたけど、キャメロンってオーストラリアに多い名前なのかな?(アレックスもか?)


19. Calvin Harris / Slide (feat. Frank Ocean & Migos)

上述Charli XCXのマリオのコイン音と並んで二大ジャパン・サンプリングがこの曲の「甘いっ!」である。本当に甘いっ!と言ってるかどうかは分からないが、そのせいか日本で受けている気がする。今一番アツい2組をフィーチャーしてて豪華極まりないトラック。


20. Slowdive / Star Roving
復活作にして名曲。


21.  & The Gang / Experimental Music

バンド名も曲名も全てふざけている。


22. Waxahatchee / Silver

リードトラックがどれも良い。Pixiesの影響有り?


23. Wild Pink / Nothing to Show



24. Car Seat Headrest / Beach Life-in-Death



25. Big Shaq / Man's Not Hot

「男は暑くない」と言って真夏にダウンジャケットを着て歌うPVがめちゃ面白かった。いかつい風貌で歌ってることは「暑くないぜ〜」って、笑える。黒人は皆歌が上手いから、Childish Gambinoみたいに歌手本業じゃなくても分からないな。


26. Palehound / Feeling Fruit

ブルージーなロックバンドのアルバム内の曲。リードトラックでもないのだろうけど、妙に惹かれる。


27. Sampha / No One Knows Me) Like the Piano



28. Lorde / Green Light

今年を象徴するヒット。イギリスぽくないんだよなー。


29. Moonchild / The List

Tuxedoと同じくメディアからガン無視されているのがMoonchild。


30. Future Islands / Ran

野獣剥き出しのライブ見に行きたい。

私的2017年音楽作品番付 トラック編 <邦楽>

再生数順+思い出補正です。

1. 小沢健二 / 流動体について

今年の芸能ニュースの一つにオザケン復活というのが上がるけど、だいたい復活ソングって期待の割にビミョーってオチが多いんだが、ここまで鮮やかに瑞々しい曲を生み出せたオザケンはやはりすごい。久しぶりにシングルを買いにレコード屋さんへ行きました。それを思い出させてくれたという意味でも、色んな人に色んな刺激・動機を与えた曲だったのではないでしょうか。


2. 大森靖子 / みっくしゅじゅーちゅ

名曲すぎる。この懐かしい感じ。織田哲郎ビーイング節がまだ幅を利かせていて小室帝国建立前の90年代の感じ。そして正当なアイドルソング。大森さんの曲で一番好きかもしれない。今夏100,000回くらい聞いた。


3. lyrical school / 夏休みのBABY

「サマージャム」を思わせる新しいサマーアンセムの誕生だ!とかラジオDJが言いそうなことを誰もが思ってしまいそうな名曲。今夏50,000回は聞いた。


4. G. RINA / フライデーラヴ feat. yoshiro (underslowjams)
音源なし。
あまりよく知らないが、この曲だけやたら好きだ。


5. カーネーション / Little Jetty
音源なし。
このグレイトなノスタルジアはおじさんにしか出せない。若くても老けすぎててもダメだ。中年で、且つカーネーションだからこそ成せる技。アルバムには矢部さんも参加している。


6. くるり / How Can I Do?

岸田さんの声がすごく綺麗に聞こえる。Pulpみたいな曲。多部未華子が可愛すぎるCMの曲。


7. Yogee New Waves / Fantasic Show

聞くと元気になる。


8. スピッツ / ヘビーメロウ



9. tofubeats / SHOPPINGMALL

デビュー時のディスコ一直線な華々しさはなくなり、シックで深い世界へ。こっちの路線に行くとは想像していなかったけど、これはこれで結構好き。とにかくこの曲刺さる歌詞が多い。


10. SEVENTEEN AGAiN / Scrap & Craps



11. ナツ・サマー / ふたりが隣にいること
音源なし。
メロウすぎる。


12. DAOKO x 米津玄師 / 打上花火

今年のアンセムか!?


13. NOT WONK / Of Reality

NOT WONK、アルバム聴きたい。エモい。


14. evening cinema / わがまま



15. 東郷清丸 / ロードムービー

ceroがオシャレに日産のRASHEENに乗っていたのに対し、東郷清丸はレトロカーでもなんでもないダサい日産MARCHに乗って堂々と歌う。これぞハズしの美学。


16. 土岐麻子 / SPUR

20年前からシティポップやってるからこその貫禄!


17. Kaede / あの娘が暮らす街(まであとどれくらい?)


18. ラブリーサマちゃん / FLY FLY FLY



19. LUCKY TAPES / Boogie Nights
音源なし。


20. Yogee New Waves / Like Sixteen Candles



<次点>

Special Favorite Music / Ceremony

ウキウキする。


神聖かまってちゃん / 夕暮れの鳥

持ち味を失わずに新しくなっていくかまってちゃん。相変わらずスカム感もあって、シューゲイザーに振り切らない感じで好き。すでに聞いていない人も多いかもしれないけど、アニメの曲だったし再評価に繋がったらいいなと思った。

私的2017年音楽作品番付 アルバム編 <邦楽>

毎年年末のレヴューしかしていないのは、この時しかブログを書く時間がないためであり、リスニング行為とレヴューとアフィとせどりでしっかり確定申告をしながら生きていきたいと思う反面、やはり家族の時間/仕事の時間が自分を自分たらしめているのだなと実感・感謝しながらワークライフ・バランスを整えつつ2018年を迎えたいものである。



1. 平賀さち枝 / まっしろな気持ちで会いに行くだけ


ランキングをつけてみて驚いたのが大森靖子と平賀さち枝。この2人+青葉市子3人は2010年過ぎ辺りから同時多発的に発生した新時代の女性SSWの三傑という私の中の勝手な括りに入れられているのですが、うち2人がこうしてそれぞれ全然違うベクトルでガッツリ活躍していることに感激。
平賀さんが高校時代に剣道部だったという話をどこかで聞いたが、妙に納得してしまった。武道をやっていた人らしく、いつも毅然とした音で、迷いがない。この点ではいつもaikoを想像してしまう。昔からそこにあったかのような馴染みのよい旋律を当然のように歌う平賀さんの新しい声を久しぶりに聞けるというだけで、"2017年も良い年であった"と清算できる。Homecomingsとの共作もまたリリースされるというので楽しみだ。


2. 大森靖子 / MUTEKI

大森靖子のリリースペースが途切れない。色々と炎上したり、ついに道重さゆみに曲を提供したりと、どんどん変わっていく環境の中で、Twitterを見ると変わらないマイペースっぷりで、メジャー所属にも関わらずストレートな表現を発信し続けている。
今作はベスト盤的なものなのでここに挙げるべきではないのかもしれないが、2曲だけ新曲が入っておりその2曲の出来が最高なので、それでけでも聞く価値有りだ。
大森さんのTwitter開始後の至極初期に相互フォローしていることが私の密かなジマンである。ちなみに以下のレヴューに大森さんと揉めた人が2組出てくることもわかっている。


3. evening cinema / A TRUE ROMANCE

そつのない言葉の羅列ではなく、どこかカジュアルで、完成度の高いサウンドに乗せるにはやや引っかかる"ハズし"のワードや言い回しを含んでいる絶妙な詞。"たくさん勉強しなくちゃ"というフレーズとか、シングルの曲調をみるに、なんとなく岡村靖幸の影響が強いのかも、と思ったり。


4. BiSH / THE GUERRiLLA BiSH
BiSはあまり好きではなかったのだが、BiSHはすごく良い。顔が好きな子はいないのに、曲調もBiS時代とそんなに変わったわけではないのに。メディア露出もかなり増え、ブレイク目前の勢いを強く感じるストレートな楽曲群。松隈さんのメロディはどこか90年代後半ぽさがあって、世代的に琴線に触れる音だらけ。


5. 東郷清丸 / 2兆円

これはジャケを見て聞かなかった人は後悔するであろう。裏切りのセクシーでメロウなヴォーカル。アーバンな音から始まり、後半は宅録へ。手数がかなり多い。ってか曲がそもそも多い!そしてなんでこのジャケにしたんだ。色々謎めいていて面白い。「ロードムービー」は傑作だ。


6. 吉田ヨウヘイgroup / ar

平然と聴いているけど、歌唱も独特だし、音も複雑。だけど当然のようにポップスの世界に鎮座している。大谷能生ら客演陣がかなり豪華。


7. 見汐麻衣 / うそつきミシオ

埋火でもない、MANNERSでもない、ひきがたりシリーズのソロでもない、でもその履歴が全て踏まえられた新しい見汐麻衣。それこそが、埋火が大好きでMANNERSがそこまで好きになれなかった自分がずっと待っていた音だった。マスタリングはやはりお馴染みのピースミュージック、間違いない。


8. Okada Takuro / ノスタルジア
森は生きているのセカンド発売後のツアー、ちょうど2年前の年末だったか、に会場で買った岡田拓郎さんのソロ・カセットはかなり実験的な内容であった。同時にその時の森は生きているのライブも、スタジオ盤のアコースティックな感じと裏腹に、ライブではノイズ強めのかなり激しいサウンドであった。ソロでアルバムが出ると聞いて想像したのはそのノイズの延長線上にある実験的なものであったが、これまた一転してタイトル通りのノスタルジックでアコースティックな美しい作品。やはりこの両面性がいいんだよな。羅針盤と同じ。


9. CHAI / PINK

こうして書いていると女性の歌ばかり聞いていることが判明した。やはり振り返ることは大事である。CHAIは各メディアやきゃりーぱみゅぱみゅなどの"インフルエンサー"により押されまくっていたので、きっとブレイクしてそのうちにグラミー賞なんて取っちゃうのだろう。テレビなどで出ていた情報によればXTCやTalking Headsが好きだとかで、音もポスト・パンクのルーツを強く感じさせるので、おじさんウケはかなり良いだろう。個人的にはチャクラ/小川美潮を思い出すのだけれど、ネットで調べても誰もそんなこと書いてなかった。そういえば大森さんの最初のシングルも「PINK」だったな。


10. 入江陽 / FISH

歌詞・サウンド、どっかいつも"抜いて"くるのがどうもクセになる入江陽。相変わらず井上陽水を感じてしまう・・・と思っていたが、だんだん浮遊感が出てきて佐藤伸治のようだ。


11. Cornelius / Mellow Waves


12. ナツ・サマー / Hello, future day

もっと名盤になると思っていた。


13. カーネーション / Suburban Baroque

いつも変わらないカーネーション。この安定感。矢部さんゲスト参加。最後の「VIVRE」締めがたまらない。


14. 東京塩麹 / Factory

ミニマルなんだけどオシャレ。ありそでなかった音。


15. Suchmos / The Kids

時代を象徴する一枚になりました。


16. シャムキャッツ / Friends Again



17. SCOOBIE DO / CRACKLACK

アツい!


18. フィロソフィーのダンス / ザ・ファウンダー

ユニット名も含め、最初はややあざとさが気になったけど、作り込まれたアートワークや、Especiaの解散を通して好きにならざるを得なかったユニット。


19. katyusha / I Like Me
DADARAYで"えつこ"としても活躍する女性SSW。めっちゃメロディーメイカー。


20. Homecomings / SYMPHONY

なんか活気がなかった気がする。



<番外編>

野戸久嗣


驚いたことにmagoo swimのボーカルの方がソロで新作をリリースしていた。氏は確かSMAPの「Fly」の作曲者で、magoo swimも90年代後半、私がラジオでロックを聴き始めた頃にかなりよく流れていたと記憶している。年末に知ったためまだあまり聴き込めていないが、流石の出来。


ラッキーオールドサン / Belle Époque
音は洗練されて聴きやすく、売れそうだなと思う反面、持ち味であった初期作のような粗さがなくなってしまった。とても淡白。みんな通る過渡期。次作が楽しみです。

以上。
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12/28/2017

私的2016年音楽作品番付 トラック編 <洋楽>

邦楽と同様の対応です。

1. Car Seat Headrest / Drunk Drivers/Killer Whales


2. Mild High Club / Skiptracing


3. Whitney / Golden Days


4. Chance The Rapper / No Problem (feat. Lil Wayne & 2 Chainz)


5. Mitski / Your Best American Girl


6. Pinegrove / Old Friends


7. Kanye West / Ultralight Beam


8. Drugdealer / Suddenly (feat. Weyes Blood)


9. KING / The Greatest


10. Anderson .Paak / Without You (feat. Rapsody)


11. Radiohead / True Love Waits


12. Solange / Cranes in the Sky


13. Aldous RH / Sensuality


14. Frank Ocean / Ivy


15. Japanese Breakfast / In Heaven


16. Deakin / Golden Chords


17. Frank Ocean / Nights


18. M83 / For the Kids (feat. Susanne Sundfør)


19. Common / Rain (feat. John Legend)


20. Jeff Rosenstock / Blast Damage Days


21. Radiohead / Daydreaming


22. Nick Cave & The Bad Seeds / Rings of Saturn


23. Bob Mould / Voices in My Head


24. Robin Pecknold / Swimming


25. Gallant / Shotgun


26. James Vincent McMorrow / Last Story


27. Weezer / California Kids


28. Tycho / Epoch


29. Teen Suicide / Alex


30. Julianna Barwick / St. Apolonia


31. Lower Dens / Real Thing


32. Common / Joy and Peace (feat. Bilal)


33. Nothing / Tic Tac Toe


34. C. Duncan / The Midnight Sun


35. Parquet Courts / Human Performance


36. Teenage Fanclub / I’m in Love


37. Grouper / Headache


38. Dinosaur Jr. / Goin Down


39. Frank Ocean / Godspeed


40. Anderson .Paak / Am I Wrong (feat. ScHoolboy Q)

41. Beyonce / Formation


42. Preoccupations / Anxiety


43. Porches / Be Apart


44. Big Thief / Paul


45. Pale Hound / Cinnamon


46. Anna Meredith / R-Type


47. Woods / Hollow Home


48. Huerco S. / Promises of Fertility


49. Pinegrove / Then Again


50. The Avalanches / Harmony


51. Childish Gambino / Redbone


52. Ablebody / Backseat Heart


53. Blood Orange / Best to You


54. Miles Mosley / Abraham


55. The Sun Days / Don't Need to Be Them


56. Savages / Adore


57. Gun Outfit / Expansion Pact


58. The Lemon Twigs / How Lucky Am I?


59. Hamilton Leithauser + Rostam / A 1000 Times


60. Nots / Cold Line

私的2016年音楽作品番付 トラック編 <邦楽>

2017年版をアップしようとして1年ぶりにブログを開いたらなんと2016年のトラック編が下書きのままだった。
おそらくランクをつけあぐねているうちに年を越してしまったのだろう。
勿体無いので下書きのまま、投下。


Not Wonk / Golden Age



ayU tokiO / 米農家の娘だから


Homecomings / LIGHTS



スピッツ / みなと


Boyish / セカンドサマーオブラブ


Tomggg - Sala (Feat. Tsvaci)


Especia / Mistake


入江陽 / どうしよう


フィロソフィーのダンス / 好感度あげたい!



indigo la End / 心雨

]

モーニング娘。’16 / 泡沫サタデーナイト!


Tours / No Color Soda

以前から





カネコアヤノ グレープフルーツ


South Penguin / alaska



Sugar’s Campaign / ママゴト


yahyel / Once






12/28/2016

私的2016年音楽作品番付 アルバム編 <邦楽>

邦楽・特にポップスは常に洋楽にやや遅れて進化してきた歴史があるが、今年は綺麗にシンクロ、なんなら時折先を行っていた一年だったような。特にyahyel、Seiho、Foodman、TOYOMU、Supersize meなど、実験音楽寄りの若手が輝かしい。またピコ太郎、BABYMETAL、Perfumeなどは、(海の向こうではやや色物扱いなのだろうけど)鮮やかに名を馳せた。
なんて書きながら別に洋楽に対抗したり模倣したりする必要はないと思う。大森靖子や宇多田ヒカルはシンガーとして、その歌唱と文学・美学がどんどん深みを増しているし、アイドルの楽曲を通じてアンダーグラウンドのクリエイター達がその手腕をポップス畑に見せつける構図は依然面白く頼もしい。日本の音楽はやっぱり良いなと感じる一年だった。

1. Boyish / Strings

大化けしたと勝手に思っている。おれの中のBoyishはラップトップっぽい(良い意味で)スカスカのシューゲイズ系バンドだったのだが、ここまで歌モノを書けるなんて。衝撃と共にその素晴らしさが余り広まっていないことを悲観して一位に。

2. Homecomings / SALE OF BROKEN DREAMS

一聴すると相変わらずの安定感にうっとりするが、聞き込んでいくと実は安定感以上にチャレンジングな作品だったと思わされる。白眉の『LIGHTS』ではSCLLやポストロックに接近するような向きも感じた。

3. スピッツ / 醒めない

名作「小さな生き物」に次ぐ15枚目。草野さんの声は初期に比べてややハスキーになっているが、それが今のスピッツの魅力か。『みなと』、『雪風』、『ヒビスクス』など名曲多し。圧倒的にマジョリティーを相手にした商業ベースのロックにして、こだわりへの妥協も一切ない、このバランス。カンペキとは言えないが、流石スピッツ。

4. Supersize me / Slouching Towards Bethlehem

日本にこんなドローンのバンドがいたことをまったく知らなかった。とにかく美しい。

5. Especia / CARTA

先行きの怪しいEspecia。なんとか12月にシングルが出て安心した。Vaporwave路線を少し脱したのはいいとして、90sというテーマのフックとなった山根康広作の曲は若旦那以上に意外だった(でもあの曲はむしろBiSHに合いそう)。とにかく相変わらず名曲揃いです。

6. Foodman(食品まつり) / Ez Minzoku

イージー・ミンゾク。やや警鐘に聞こえなくもない最高なタイトル。今年ブレイクしたTOYOMUも、そしてこの人も、アイデア感抜群の日本の若手ミュージシャンの実験音楽が少しずつ世界に渡っていくのが嬉しい。

7. Yasei Collective / Lights

何気な〜くかけていたらどんどんハマってしまった。キャッチー。人脈的にはなぜかロキノン系。

8. 大森靖子 / TOKYO BLACK HOLE

この人は本当に歌が上手い。歌唱力ではなく表現力。カラオケやゲーセン、ショッピングモールで当たり前のように掛かって消費されていくような音楽を意図的に志向しているような感じを覚えるが、この人の根底にある、無力無善寺で観たころ見せつけられたようなハングリー精神、表現することへのこだわりは隠しきれない。ポップさと奥深さがちょうどいい具合で溶け合った作品。そしてエイベックスにこれからも留まっていてほしい。

9. 宇多田ヒカル / Fantôme



10. カーネーション / Multimodal Sentiment

大森靖子とのコラボ曲も入っている。やはりこの声は落ち着く。コンスタントにカーネーションというバンドが作品を発表してくれることの有り難みを噛みしめる。

11. ナツ・サマー / 夏・NATSU・夏

アートワーク、顔、声、曲、コンセプト、全てがこのみにジャスト・フィット。最高です。しっかりしたアルバムを聞きたい。

12. NOT WONK / The Ordinary

名曲揃い。Apple Musicばかり使っていたので久々に物理盤を購入した思い出。

13. Negicco / ティー・フォー・スリー


14. MUSEMENT / Musement Fair

まさか復活するとは。9年のブランクのどこまでが制作期間だったか知らないが、かなり作りこまれていてどこを切っても素晴らしい。嬉しいサプライズ。

15. ayU tokiO / 新たなる解

原宿で見たミニ・オーケストラの豪華なライブが忘れられない。この人の野心・才能・こだわりは凄いものがある。

16. METAFIVE / META


17. yahyel / Flesh and Blood

"洋楽っぽい邦楽"が増えているがここまでシンクロしたか!という感じ。同列に語られることの多いD.A.Nよりずっと好きです。

18. 相対性理論 / 天声ジングル

毎回あまり食指が伸びないんだけど、味わってみれば安定のクオリティーに安心して耳を傾けることができる相対性理論。日本のバンドってあまり変化を志向しない気がするが、このバンドは地味にどんどん殻を破っている超変化型。今年は遂に武道館もこなしてしまった。

19. Maher Shalal Hash Baz / Hello New York

ほとんど宣伝もなく、たまたま見かけることでもなければ明らかにスルーしていたであろう作品。この様式美からは一度溺れたら抜け出せない。スッカスカのPharrel『Happy』のカバーも最高。そういえば冬里さんがFrank Oceanをカラオケで歌っている動画を見たことがあるが、一周回って俗っぽくなっていく様もまた面白い。

20. 辻林美穂 / Clarté

ややオーバー・プロデュース気味。Bandcampで出してた頃の音源の方が良かった曲も。ジャケ可愛い。

21. THE NOVEMBERS / Hallelujah

このバンドはずっとどこか惜しいと思っていたが、本作からシューゲイズ要素が強くなり(今更かよという気もするが)楽曲が格段に良くなった。

22. ザ・なつやすみバンド / Phantasia

Eテレの楽曲をやってて、ああしっくり来るなぁと思いながら、ちょっと寂しい気分にも。

23. 青葉市子 / マホロボシヤ

天才感漂う初期路線が好きでしたが、これはこれで…、前々作・前作よりは圧倒的に良い。そのうちジブリの映画音楽でもやるんじゃないかというような雰囲気。左巻きアーティストとの接触さえなければ…。変なメッセージ性は込めない方がよい。

24. サニーデイ・サービス / Dance To You


25. Sugar’s Campaign / ママゴト


26. Seiho / Collapse


27. Indigo la End / 藍色ミュージック

何かと話題を振りまいてしまった川谷氏。曲は良いのに、勿体無い。

28. 片想い / QUIERO V.I.P.


29. aiko / May Dream


30. 王舟 / PICTURE


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