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12/28/2013

私的2013年の音楽作品番付 <邦楽>

今年もいろいろといい作品が出そろいましたね。

andymori / 宇宙の果てはこの目の前に
capsule / CAPS LOCK
EGO-WRAPPIN' / steal a person's heart
KREVA / SPACE
ventla / surely reliable
YOUR SONG IS GOOD / OUT
星野源 / Stranger
電気グルーヴ / 人間と動物
(((さらうんど))) / New Age
安藤裕子 / グッド・バイ
OGRE YOU ASSHOLE / confidential

次点. スピッツ / 小さな生き物

スピッツは毎回あっさりと力作を届けてくれる。
それにしても小さな生き物とは何なのでしょう。聞いててもよく分かりませんでした。

次点. フジファブリック / Voyager

特に進化ということはないバンドですが、毎回素敵な作品をありがとう、と言いたくなるようなアルバム。無理に気負ってなくて、聞いてて柔らかいスタジオの雰囲気が伝わってきます。
山内さんのボーカルとしての能力は、歌唱力で言えば決して優れてはいないが、ルックスと声質はピカイチだ。
まだ、今作ではベースの加藤さんの作詞がかなり貢献している。金澤さんのアグレッシブな曲も収録されており、まとまりはないが、メンバーの個性が爆発していて面白い。二度目の円熟に向かって進んでいると実感できます。
ライブでは、元GRIMの名越さんがギターをサポートしているのが、個人的にツボ。

10. 森は生きている / 森は生きている
この手のバンドは一時期乱発されてたので、またか程度に思ってましたが、思ってたより音に芯が有り、気に入りました。

9. 회사AUTO / HyperMedia ~P☯P~













うーん、ユニット名読めない…。でもそんなアーティストの曲を聞くこともできる、素晴らしい時代の到来。それを強く感じさせるあらゆる意味で象徴的な作品。ジャンルは泡のように消えかけているVaporwave。アーティストの名義も無数にあり、掴み所のない音楽であるがゆえ、代表としてこの作品(無料です)をオススメします。この作品だけは書き残しておきたい。生き残って欲しいな、Vaporwave。

8. Dorian / midori

ハドソン・モホークみたいなジャケ。ラッセンも流行るし、共鳴はしているのでしょう。今作は前2作とは少し志向が異なるのは聞いてすぐに分かる。これまでのような分かりやすさはないが、売れ線のBGMにされてしまわないだけの、グッとくる一掴みがこのアルバムにはあります。

7. 片想い / 片想インダハウス

ザ・なつやすみバンドや、うつくしきひかり、ceroなど人物が関連するバンドはたくさん聞いてきたものの、肝心の片想いは気になりながらずっと音源を手に入れられずに来ましたが、本年ついにドロップ!「踊る理由」のライブ映像をYouTubeで見て以来、本当にライブを見に行きたいアーティストです(まだ見れてない)。楽器構成も理想的。楽しそう。

6. きゃりーぱみゅぱみゅ / なんだこれくしょん

相変わらず中田ヤスタカはすごい!これだけのものをPOPにして巷で聞かせてしまうのだから…。「み」のような変態的な、人生(ZIN-SAY)のようなクレイジーナンバーも、あっさり聞かせてしまう。もちろんきゃりーというアイコンがあるからこそであるが。商業ベースに乗っていることが何より素敵だと思います。
売れっ子でいろいろと仕事をしている感がありますが、決してやっつけではなくそれぞれ非常に丁寧に作られています。歌詞も面白い。このアルバムでもしっかり聞き込むと、テクノ歌謡独特の味が出てくる。でもテクノってより、スカムみたいなのもあるし…。もう降参。

5. あらかじめ決められた恋人たちへ / DOCUMENT

個人的にはこの世で一番のライブバンドだと思っている、あら恋。ツアー行けてなくて悔しいのですが、アルバムはやはり素敵でしたので満足です。
イースタンユース吉野さんとの「Fly」が入っていればもっと好きなアルバムになっていたかも。トランスのような「Res」が好み。この広がりの創出とテンションのアゲ方は、あら恋以外には不可能!もっと売れろ!

4. Especia / ミッドナイトConfusion

これは00sでも80sでもない…90s? おいしい時代のおいしい部分だけ切り取った素敵なシングル。と思いきや、他の曲をSoundCloudで聞いてみると、まったくつかみ所がない…。共通しているのはどこか物憂げな、夕暮れのイメージ(ジャケのせい?)。
ありそうでなかった、焼き直されそうで焼き直されなかった。鳥取砂丘にも来てくれてて、感激した。Dorianといい、この手の音はツボに入りすぎて胸焼けがするほど好き。

3. Perfume / LEVEL3

何も言わずとも素敵なアルバム。売れてるし、間違いないんでしょう。メロディは以前より淡々としてきて、糖分なオフされたような感じ。個人的にはより好みに。毎回快作で、本当すごいと思う。「Perfumeってどれも同じような曲だよねー」とか言ってる人はまだいるのかな。

2. 豊田道倫 / m t v

豊田さんに対しては特別の思い入れを持って聞いてきましたが、そんな贔屓「耳」抜きに素晴らしい作品。いつもとちょっと違う演奏、ミックス、コンセプトで、往年のファンも、初めて聞く人も楽しめる普遍的はポップスに仕上がってます。マイブラ復活と連動している、というこれまでなかったようなポイントとても面白く、旬を生き、描き続ける豊田さんならでは。昆虫キッズとの共作と同じような新鮮さ。mtvBANDの新作にも期待!

1. AKB48 / 恋するフォーチュンクッキー

言わずもがな。



変な話ですが、ももクロは露出が増えすぎてなんだか魅力を感じられなくなり…。
山本精一等、未聴のものがたくさんあり、ちゃんと今からフォローしたいところです。

1/26/2013

あらかじめ決められた恋人たちへ / CALLING



あら恋を初めて見たのは、2012年春のKAIKOOフェスだったが、そのフェスでトリでもないのに一番の盛り上がりであった印象が強く残っている。時間も夕暮れで丁度良く、テルミンも冴え冴えで、背筋が凍るほど踊った記憶がある。

インストバンドはたくさんあるが、あら恋のように心の底をかきむしるような叙情的(←この言葉はあら恋を語る際にはベタ過ぎるが)なものは聴いた事が無い。

このアルバムにも同様、CDという冷えたメディアながら恐ろしいほどの情熱を感じ取れる。

1/21/2013

くるり / 坩堝の電圧



名盤。

正直くるりをしばらく聴いておらず、興味も失いかけていたが、ジャケットとタイトルに惹かれて、また妙な気合いの入り具合に惹かれて入手。

まず曲のバリエーションが異常である。

以前からジャンルなどあってないような、作品ごとに風貌もメンバーも内容も大きく変えてきた彼らであるが、今回もまったく初めて聴くバンドのような印象。でありながら、過去の楽曲を引用したりと総括的な部分も持っている。

新メンバーファンファンと吉田省念のボーカル曲もあり、散らかった印象であるものの、なぜか全体を通して聴くと立派な統一感があるというのが斬新だった。あらためて、くるりとは、ああ、こういうものだな、と感じた。

恐ろしい気合いの入り具合であるが、本人たちは至って平然としている感じ。

年末のカウントダウンライブでも彼らの演奏を聴いたが、半分既存曲、半分同作から、といった内容。

既存曲の殆どは、「TEAM ROCK」「the world is mine」等の初期のものからであり、中期くるりの曲は演奏されなかった。

おそらく、「坩堝の電圧」の楽曲も、集大成的な名曲が多いが今回のツアーを終えたら演奏されることはなくなるのだろう。

そのような刹那的な楽曲。おそらくくるりも初期のような名曲はもう作る事すら考えていないのだろう。単位はよりアルバムに絞られて行く。

最後に、ファンファン加入により「シャツを洗えば」を聴ける機会が増えたのは良い事である。

3/04/2012

Liturgy / Aesthethica


ブルックリンのブラックメタルバンドLiturgy(リタージー、リタギー、リタジーと色々勝手に読まれてる?)のセカンド。
ブラックメタルはBurzumかMayhemくらいしか聞いた事がないので、文脈の中でどういう存在なのかは分かりませんが、ひたすら聞きやすいと思います。単純にメロディーはポップだからでしょうか。
エモーショナルで、曲によってはメタルを脱線しかなり実験的なことをしています。ブラックメタルの皮を被ったエクスペリメンタル。そんな印象です。発売はなんとThrill Jockeyからということで、なるほどちょっと他のバンドとは毛色が違うのも納得。ハードコアと音響・エレクトロニカの歴史を再総括するような存在ですね。
この「Red Crown」が一番聞きやすいでしょうか。
Liturgy - Red Crown

Elvis Costello with Burt Bacharach / Painted From Memory


バカラックとコステロという、どう考えてもハズれる理由の無い2人による名作。どの曲を聴いても素晴らしく深みがある、まるでベスト盤のような印象です。
コステロの声は、ミスチルの桜井さんのように好き嫌いあると思いますが、愛の歌を歌わせたらやっぱりピカイチですね。字余り的な歌い方も迸る感情がビンビン伝わってきて沁みます。まぁ、こんなアダルトな恋愛はしたことありませんが・・・。
メロディー、ボーカルが秀逸な中、アレンジや演奏も非常にムーディーで完成度が高過ぎます(「Such Unlikely Lovers」等)。
AORってこういうコトなんですね。
何となく両者とも得意分野を生かし合い、「俺が俺が」というエゴが出ていないのが素敵な理由なのかな。本当に尊敬し合った関係なのでしょうね。
まあとにかく「良い」という印象のみという曖昧なレビューですが、誰が聞いても好感を持ちそうな、普遍的名ラブソングたちです。
一番素敵なのは、初期コステロみたいなテンションを内包したこの曲。タイトルも素敵。
Burt Bacharach & Elvis Costello - The Sweetest Punch

3/01/2012

Pollen / Chip


若い頃はメロコア、パワーポップ等を好んで聞いていましたが、最近はこの類いを聞くのは少し気恥ずかしい。
当時のCDのほとんどは棚の肥やしになってしまっていますが、このPollenのCDだけはときどき聞いてしまう。
初めてPollenを聞いたのはHusking Beeとのスプリット盤「ini Split e.p.」であったと思います。
当時はHusking Beeが好きだったものの、アルバムを買う金もなく、比較的安価であったこのスプリットシングルを購入。
もちろんハスキンもイイのですが、もう相方のPollenにも惚れいってしまうわけです。
(というか当時私はおそらくスプリット盤の意味等分かっておらず、ハスキンのシングルだと思っていたと思う。)
そこから名古屋は千種のレコード屋へ行き、たまたまこの「Chip」が置いてあったのを見つけて勝手に運命を感じて購入。
死ぬほど聞きまくりました。
この頃からエモといわれるような音楽も流行り出しましたが、どんなエモーショナルなのを聞いてもこのPollenに勝ると感じたものはありません。
強引に涙を誘うJ-POPとは対照的に、じわじわと自然に涙腺が緩むように思います。
例のスプリット盤にも入っていて、且つ「Chip」のハイライトにもなっている「Girls Love Robots」から是非。
イントロ聞いただけで涙ものですね。
Pollen - Girls Love Robots
こうやって見るとジャケットも安っぽいし素っ気ない、いかにも大衆的なアメリカンロックだったんだな、と思うと、尚更に愛着が湧いてきます。

2/29/2012

Air Tycoon / Winter Purple

air-tycoon-winter-purple.jpg
Joe GarciaによるAir Tycoonのファースト。
知名度はかなり低いためあまり情報が集まらず、かなり匿名性の高いユニットのイメージで聞いています。
サウンドは所謂チルウェイヴの類いですが、その中でも音のメリハリが弱く、かな〜りゆる〜くチルチルとしてます。
ただ何か揺さぶられるような何かがあるので、是非聞いてみて頂きたいと思います。
といってもAmazonでは買えないので、レコード屋さんですかね。
簡単に作れそうなインディー感溢れると感じる一方で、細かい音に妙な仕込みがしてある感じがして、なんだか気になるのです。
Air Tycoon - Soder

2/27/2012

Hawaaii / Flower

[youtube http://www.youtube.com/watch?v=frrXi4jBZaI&w=560&h=315]
韓流ブームですが、韓国のマニアックな部分は意外とメディアには拾われていないかと思います。
そんなインディーシーンで活躍するのがこのデュオHawaaii。
ハワイ? 読み方もわかりませんが、デュオという情報だけ。
聞いてると韓国語の特異な語感とアコースティック音のミスマッチがツボにはまります。
売れ線の普段聞く韓国語の音楽はダンス系ポップですからね、なんか新鮮です。

Aspidistrafly / I Hold a Wish for You


名古屋のレコード屋で見つけた一枚。
シンガポールの男女デュオAspidistrafly。
幻想的でアコースティックなサウンド。
シンガポールの音楽シーンというのをまったく知らないが、とくにアジアンな雰囲気はないものの、単なるフォークではなく異国情緒を感じさせる節がある。
単なるカフェ音楽でもなく、フィールドレコーディングのような要素もあり、アンビエントって感じもする。
いずれにせよ、顔も分からないし、どうやってこの音を再現するのか気になるので、ライブを見てみたいユニットです。
部屋でかけているとものすごい浮遊感があります。
この次の作品はパッケージが横長サイズというイレギュラーなもので、レコード屋では皆目が行ってしまうのではないでしょうか。
装丁は非常に美しいです。
aspidistrafly - Moonlight Shadow

The Caretaker / An Empty Bliss Beyond This World


「管理人」ことThe Caretaker。
この人の経歴等は面白いですが、他のサイト等に譲ります。
内容は単純な言葉を使えばローファイなのですが、20世紀前半の映画や場末のスナックで、どこからともなく流れてくるような哀愁漂うクラシックジャズのレコードを、1世紀後の今どこからともなく発掘して再生しているような、そんな音楽です。
ほぼ全曲に亘って表層に流れる古ーいアナログレコードの溝のノイズは、本当にこのThe Caretaker本人が所有していた当時のレコードなのかも、という妄想を膨らませてくれるほどです。
リバイバルと云われるジャンルはありますが、またこれは全く違って、再現はではなく贋作をつくるような、せっかく作った音を実に変態的に崩してリアリティーを出して完成させるという異様な制作スタイルになると思います。
私個人は、戸張大輔やこのThe Caretaker等を聞くとどうも古代の音楽のような感じがして、廃墟や遺跡を見るときのような快感を覚えるのです。
The Caretaker / Camaraderie at arms length
The Caretaker - An Empty Bliss Beyond This World

1/16/2012

The Field / Looping State Of Mind


タイトルがまさに、という感じのAxel Willnerによる話題の第三作。
ジャケットは相変わらず素っ気ない。
これでもかというくらいミニマルですが、前作より圧倒的にポップかつ味付けが面白くなり、一気に商業ベースに乗った感があります(いい意味で)。
ただの無機質なループじゃん、という人は何度もヘッドフォンで聴いてみると、胎児の蠢きのような神秘的で上品なオカズ音がたくさん乗っかっていて、有機的なサウンドだと気づくでしょう。

11/26/2011

Twin Shadow / Forget


DeerhunterやAriel Pink、tUnE-yArDs、Gang Gang Dance等、最近まさに飛ぶ鳥を落とす勢いでヒットを連発しているブームの4AD。
その4ADから、ニューカマー連発中のブルックリン出身のTwin Shadowがデビューしたのが一年ほど前です。
いわゆるチルウェーブですが、シンセや低音の感じと、ジャケはどう捉えても80s!
ありそうでなかったかなり独特な音のこだわりを感じます。
どこか物憂げな音は、The Blue NileやPrefab Sprout等を彷彿させます。
私がこのアルバムを聴いたのは2011年に入ってからであったので、以前ブログに書いた2010年ベスト作品の中には登場しませんが、発売と同時に聴いていれば間違いなくトップ3に入っていたと思います。
エレキングのサイトにも書いてあった気がしますが、この人はこの作品で終わることはないと思います。
非常にPOPな音を作れる事、そしてこのシンセの微妙な歪み、微妙な不協和音。こんな音を意図的に作れる職人が消える訳がありません。
それにまだ完全に開花しているとは言いがたい謎の(?)ゲイ風のキャラクター。
今はあまりパッと分かりにくい輪郭をもっと際立たせて、もっとドキドキする第二作を2012年にぶちこんでくれると信じています。
(Bagarreのカバーが最近公開されました。セカンド、発売も近いでしょうね。)
そのような”過渡期感”バリバリの名作。
Twin Shadow / At My Heels
Twin Shadow - At My Heels - 4AD Session
Twin Shadow / Changes (Bagarre Cover)
Twin Shadow - Changes [HQ Audio]

9/11/2011

JB / ルリパキダンス

へぶん


渕上純子(ふちがみとふなと)とbikke (LOVEJOY)のによるユニット「JB」のアルバムです。
原マスミ氏とDavid Bowieのカバーが入っていたり、趣旨がよくわからないテキトーで緩い印象で、買った当初は一発の企画モノ的な印象だったのですが、今日現在までバンドは継続しているようです。
アコースティックな印象を受ける二人のミュージシャンですが、牧歌的な歌い方にも激しくギターノイズが絡む「蒲公英」など、キャリアによる円熟を感じさせる曲が多く、心を揺さぶられます。
全体的にどの曲も聴き応えがあり、時間をかけて曲を練られた感じが伝わってきます。
発売時は羅針盤とかと対バンでレコ発してたような。

9/06/2011

Come / Rampton

キング・オブ・ゴミ


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Wikipediaの情報を少し拝借すると、Whitehouseを1980年に結成する前夜にWilliam Bennettが組んでいたユニットがこのCome(カム)。
一応歌としてギリギリ成立しているという点において、Whitehouseよりポップな印象です。
しかしなんといってもしょぼい!
ただひたすらつまらないノイズが、延々と続いていくだけ。
悪意剥き出しの超ハーシュなノイズ…。
タイトルも非常にお下品!(「Sex」、「Shaved Slits」)
ChromeやSwansのそれとも異なる嫌悪感!
何がしたくてこのレコードを作ったのか。
世の中の99パーセントの人はゴミとしか思わないであろうこの盤、ただときどき中原昌也氏等の著名人がメディアで取り上げることがある。
お情けか?と思いながらも、その理由を求めて、また何度も何度も聞いてしまう。
聞いてるうちに、これは当人たちはポップスをやっているつもりなのではないか?と誤解。
そんなことはないはずなのですが。
そのうち中毒になってきます。
今年のFREEDOMMUNE ZEROで出演予定であったWhitehouse。
私もチケットをおさえWhitehouseのみを目的として行くつもりでしたが、雨で中止となってしまいました。
Comeの再結成はまずないと思いますが、現在のWhitehouseはこっち方向には決して回帰しないでしょうから、ある意味貴重な音源のような気がします。
アートワーク含め、初期のザラザラした手作り感は見ていて飽きない。
以下のリンクにDiscogsの画像があがっているが、グロ注意なので、盤同様に変態趣味を持った方のみ閲覧願います。
http://www.discogs.com/viewimages?release=114490
come - shaved slits 2

倉地久美夫・菊地成孔・外山明 / うわさのバッファロー

心を切り裂かれる


20051103020214.jpg
邦楽の「名盤ガイド」みたいな本を読みまくって、古今東西を聴き尽くして、さあ次は何を聞こうか、という人がたどり着くのがこの人「倉地久美夫」。
というイメージを勝手に持っている。
活動はローカルでマイペース。
そしてもちろんチャートに出てくる人ではないし、活動期間の割には作品はあまり多くないので、なかなか耳にすることはありません。
昨今は「詩のボクシング」で優勝したり、倉地氏を追ったドキュメンタリー「お庭にお願い」が公開されるなど、ポップな話題もあります。
曲中にも朗読がありますが、やはり心を打たれますね。
基本的には弾き語りで歌が軸ですが、本作のようにホーンが絡んだり、下の映像のようにセッションも多く、変幻自在な印象です。
(初期はフォークっぽい印象ですが。)
倉地久美夫×山本達久@浦添groove...1
溢れる言葉の力強さ故、この作品は最初バックの演奏いらねえと思ってましたが、ボーカルの輪郭はそのままで、言葉と言葉の合間をホーンが縫ってくれるような一体感が他の作品にはない魅力的で実験的な録音となっています。
雰囲気だけですが、Jeff BuckleyやIll Bone、Antony&The Johnsons(ジャンルバラバラですが)を思い出したりします。
決して変わった音楽ではなく、至極正統派であると思います。
少し前に豊田道倫氏、outside yoshino氏(eastern youth)とジョイントライブをしてますが、音楽の形こそ違えど、普段しゃべるような言葉で心の中へ切りつけるところは御三方とも共通しているように思います。
倉地久美夫
参加している菊地成孔氏はこの作品が出たタイミングではおそらく第一期Spank Happy解体後であり、いい具合にポップスを通過して一番脂が乗った時期だったのでは。
この後の活躍ぶりを見ると、菊池氏にとっても転機となったのかもしれません。
尚、同じくローカルベースに活動する浜田真理子さんもCDを出している美音堂から2006年にリマスター盤が、ジャケットを変更して発売されている。
こちらは私は未聴。

8/28/2011

The Millennium / Begin

50年前の音楽と思えない、なぜ売れなかった?



リリースはThe Beach Boysの「Pet Sounds」と同時期で、共通するような部分もあるソフトなロック・アルバムです。
世間的にはあまり知られていませんが、個人的には「Pet Sounds」より良いアルバムだと思っています。
私がこのバンドを知ったのは大学以降なので既に2000年代に入ってからですが、1960年代のバンドなのに名前が「Millennium」=「千年紀」というのが変わってるなーと思い、印象に残っていました。
その名の通り、という表現もおかしいですが、第二の千年紀を10年ほど前に迎えた現在でもまったく色あせない、サイケロックが流行る昨今でも十分通用する音楽だと思います。
(「MGMTだよ」といって聴かせられたら、きっと信じ込むのではないかというほど。)
中でも特に「There Is Nothing More To Say」はこれまでカバーなどあまりされていないのが不思議です。
The Millennium / There Is Nothing More To Say
The Millennium-THERE IS NOTHING MORE TO SAY(和訳)
唯一知っているカバーがこれ。
割と好き。
確かアルバム「Romance」に入ってます。
Great3 / There Is Nothing More To Say (Cover)
THERE IS NOTHING MORE TO SAY

8/20/2011

Chara / Dark Candy

mabanua氏の凝った音作り


ほぼmabanuaとの共作といってよいでしょう。

2/12/2011

イル・ボーン / 死者

永遠の80s



80年代のロックをリアルで体験している人なら知っているかと思うけど、
イル・ボーン、ILL BONEです。
もちろん私は後追いです。
アナログ盤を最初に聴いて、
そんでCDがSSEから海賊盤的に出ているのを知り、
そちらも購入しました。
これ聴くと、日本の後期ノーウェーブのエッセンスを
余す所無く味わえるのではないでしょうか。
ちなみに自分の考える80sは、
怪しいギター、チープなシンセ音、民俗臭のするドラムス、って感じですね。
現在ボーカルの中田氏は、
スポーツ関係のライターさんをやられています。
「パンクからブルースになった」って言われたの事実で、当時、人民オリンピックショーをやってたマチダさんから「演歌じゃん」ってくどくどからまれたことを思い出した。
 今でもカミサンがアルゼンチンなんかに旅立つと、素っ裸でセックス・ピストルズを歌い踊り狂う47歳ではあるが、80年代、ただただ、パンクに青春の汗を流しに来る客が本当にいやだった。わしも今や「スポーツライター」の端くれなんで、「野球やれ!」だよね。
 だから、バンドがいっぱい出るイベントでは全部、「前座でお願いします」だったのよ。機材がへたるのがいやだったのもあるが、「踊るぞ!」って気合入れてるヤングの腰を折りまくってへなへなにしてやる、が、けして仲のよくなかったわしとミノワくんとの共通認識だったし。トランスのイベントでは冷遇、ってのは半分本当で、半分は「冷遇してくれ」だった。女の子に人気がなかったのは100%本当だけど。
 トランスの人って普遍がまるでわかってなかったでしょ。時代と組み合わせと編集と偶然、って感覚。それもいやだった。レコード出してくれたことはもちろん感謝、だが。下手だしね、わしら。
 バンドをやめた理由は、完全な失語症。イル・ボーン後期を聴いてくれた人はわかると思うけど、バンドを維持するためだけに新曲を書こうとし、一語も発することできなくなって逃げた。今考えれば、休養すりゃいいのに。
 でもまあ、80年代をスカだのクソだの書いてお金をもらっている人に「そうですねえ」とはわしは言わない。

引用元: ブログ「中田潤が無料予想 競馬で「喰えるダメ人間」になろう!」(http://bit.ly/ib8dbC)
貴重な過去への言及です。
前身の造反医学の音源も、死ぬほど聴いてみたい。
「死者」はしゃぶりつくしたと言えるほど聴きまくりました。
嘆美。

1/23/2011

青葉市子 / 檻髪

マヌカハニーとプロポリスで



青葉市子さんによる弾き語りセカンド。
出たばっかしですが、レビューしてみます。
っ ★★★★★ ですね。
昨年のファーストがとても素晴らしく、
「光蜥蜴」や「遠いあこがれ」
など何度聴いたか分からぬほどでしたので、
かなりの期待をもって購入しましたが、
見事に期待通りでした。
弾き語りって、やはりバンドアンサンブルに比すると
音数としては少ないわけですが、
彼女の年齢をやたら取り上げて
天才天才言うメディアにも言えますが、
感知できる絶対数の多少は何の意味も持ちません。
音が少ない事に因る間、
隙間の埋め方が非常に奇麗。
且つ相変わらずマイペースなリズムで、
まるでライブで聴いているような仕上がり。
と思うのです。
音の広がりとしては、
ちょっとボサノバっぽい風味が加わったりして
(歌詞にも出てきますが)
とてもポップです。
「つよくなる」みたいな、
ちょっと面白い曲もあって。
吹いてしまいそうですが、
淡々と歌われていきます。
あと、
これは本人は喜ばないだろうけど、
青葉市子の歌を聴いていると、
ジブリの映画がいつも浮かんでくるのです。
和うと思う。

The Fall / Fall Heads Roll

堕ち行く音楽



The Fallこと、Mark E Smithの歌詞は、
ローカルなことを歌われているというのもあり、
日本人で頭の悪い私には意味が分かりません。
多分意味もありません。
そこが本当は悔しいところなのですが、
その放たれる音楽に集中できるというのもまた1つ、
アリな楽しみ方だと割り切って聴けば、
怒号やぼやき、祈りの気持ちがひしひしと、
音から伝わってきて、
彼の気持ちを理解したような気持ちになる。
このアルバムは特に、
レゲエのような下地もあったり、
ラップのようであったり、
実にフリースタイルです。
今までのアルバムよりあえて聴きやすいよう
演奏がかなりポップに仕上げられていて、
なんだか気合いの入った一枚だと感じます。
このような音楽の生まれる
マンチェスターという土地は
いったいどんな所なのか。
妄想が膨らむばかりです。