一夜のバカンス
久しぶりのライブ。
七尾旅人さん。
とってもよかったです。
ライジングサン以来のTavito Nanao。
「billion voices」は僕の中で日本のロック史上最も
メッセージと方向性のはっきりしたアルバム。
(僕の中でね。)
終わりそうなあの感じ。
でも終わらないあの感じ。
終わらせない。
刹那。
未完成。
それが「夏」。
すべての音楽は等価であり、
あらゆる音の粒子が音楽の要素たりえる。
赤子の泣き声も、
サラリーマンのおっさんの歌い声も、
虫の声も、
雑音も、
宅録野郎のゴミみたいなロックも。
すべては「音楽」。
この2つをひしひしと感じるアルバムだ。
現に旅人さんの嗜好するインターネット、iPhone、ガジェット楽器、
twitter、DIY STARS、YouTube、USTREAM、・・・等々、
すべての現代文化がすべてそれに通じると解釈できる。
強くネット時代生まれの喜びを噛み締めることができた。
長らくマス評価的には不遇だったこの人が、
この時代に入ってようや「売れっ子」になっている。
とても忙しいそうなことを言っていたが、
それを語る表情がとても嬉しそうだったのは、
こっちも嬉しくなった。
(俄かファンですけど。)
ずっと旅人さんの表情を見てライブを拝見させてもらった。
時には小さな声で歌った。音を出した。
未完成の歌を持ってくるもんだから、
しかも何曲もやるから、
その場でどんどん新しい歌が生まれ、
アンド、旅人さんの言葉を借りれば、
歌が「育」っていく様を見た。
それはそれは儚い、
RECされてもいない物理的には一瞬の命であったけれど。
このライブこそが、まさにbillion voicesだ!って思いました。
***野暮コーナー***
セトリ覚えてる限り。
多分順番ぐちゃぐちゃ。。。
↓
(一曲目忘れた・・・なんだっけ?)
息をのんで
airplane
I'm proud (華原朋美) 〜 虹 (電気グルーヴ)
シャッター商店街のマイルスデイビス
引っ越しする前の家に (未発表)
MIDNIGHT TSUTAYA (未発表)
Dorianソロ
shooting star (with Dorian)
どんどん季節は流れて
Rollin' Rollin'
夏祭り終わった おうちに帰ろう
1979、東京
私の赤ちゃん
あたりは真っ暗闇
one voice (もしもわたしが声を出せたら)
リトル・メロディ (未発表)
I Wanna Be A Rock Star
[encore]
********
「アコギ1本あればいいじゃん」という台詞がかっこよかった!
・・・かっこよすぎた!
確かに(サンプラー等を除いて)アコギ1本であの空間を作り出すのは、
すごいとしか言いようがないよ。
airplaneはいつ聴いても泣ける。。。
いま、世界最高のアーティストです!
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