1/03/2020

私的2019年音楽作品番付 トラック編 <邦楽>

1. 小沢健二 / 彗星

聞き手によってオザケンの捉え方は全然違うのだろうけど、個人的にはこの人のピュアな面だけを都合よく回収し、肯定から始まる世界を見ていたい。

2. butaji / 中央線

ラジオや有線でかかって火がついてお茶の間ブレイクなんて流れがあってもおかしくない名曲。P-VINEで初めてのオリコン1位を出すことができるようなポップセンスとテクニックを持つアーティスト。

3. サカナクション / 忘れられないの

暫く聞いてなかったが、8cmシングルジャケットとイントロにやられた。この路線好きだ。

4. OGRE YOU ASSHOLE / 動物的/人間的(Single Ver.)


5. CHAI / ウィンタイム


6. 柴田聡子 / ラッキーカラー


7. SAGOSAID / Little Heaven


8. Homecomings / Cakes


9.リンダ&マーヤ / SADISTIC’YOUTH


10. SPOOL / tip of a finger


11. 佐藤千亜妃 / 大キライ


12. BiSH / DiSTANCE


13. FNCY / 今夜はmedicine


14. ブルー・ペパーズ / マリンスノーの都市(feat. 佐々木詩織)


15. 踊Foot Works / GIRAGIRA NEON


番外編
東京スカパラダイスオーケストラ / メモリー・バンド
アルバム「ツギハギカラフル」及びWOWOWで放送してたコンサート番組で初めて知った曲。2018年の曲とは知らなかった。こんなん、泣いてしまうわ。欣ちゃん声良すぎる。スカパラも2度目か3度目の大ブレイクを果たしているが、なかなか茂木欣一=フィッシュマンズが抜けきらない私もそろそろ認めざるを得ない。

踊ってばかりの国 / Boy
これまた2018年の曲だが、踊ってばかりの国がこんなにカッコ良くなってるのを今年知った為に、完全に聴き逃してていたものである。遅れを取り返すべく今年「君のために生きていくね」をヘビロテした。

私的2019年音楽作品番付 アルバム編 <邦楽>

1. 小沢健二 / so kakkoii 宇宙

圧倒的1位。最近のシングルカットも含めてアルバムを聞いて初めて完結した。2020の夜明け前に、堂々たるオザケン節を世間に見せつけた瑞々しいカムバック。

2. ナツノムジナ / Temporary Reality Numbers

ラーメン屋の有線でかかっていたのを聞いて知った沖縄のバンド。森は生きているの岡田拓郎さんプロデュースということで納得。聴き触りよく、どこかセンチメンタルで激しい。知ることができてよかった。淼は生きている。

3. V.A / tiny pop - the tiny side of life

時代はChillhopだのLo-Fi Hip Hopだの、ややローファイな方向に向かっている。日本のシティー・ポップの再ブームもだいぶお茶の間にも浸透し、こうなるとカウンターが登場するのが常である。ジャンル名はこれまで批評家がつけて来たものであるが、このTiny Popというのはアルバムタイトルに冠されている通り自称のようなところもある。大きなジャンルというよりは党名のような、この新たな息吹に耳を傾けたい。

4. スピッツ / 見っけ

朝ドラパワーでスピッツが再ブームのような感じのあった2019年。こうやって低年齢層にも一定の刺激を与え続けることでスピッツというバンドが永劫続いて欲しいものである。

5. スカート / トワイライト


6. 豊田道倫 / サイケデリック・ラブリー・ラスト・ナイト


7. NOT WONK / Down the Valley


8. KIRINJI / cherish


9. キイチビール&ホーリーティッツ / 鰐肉紀譚


10. mei ehara / 最初の日は/午後には残って


11. 踊ってばかりの国 / 光の中に


12. Curly Giraffe / a taste of dream


13. 割礼 / のれないR&R


14. lyrical school / BE KIND REWIND


15. 加納エミリ / GREENPOP


番外編
木梨憲武 / 木梨ファンク ザ・ベスト

普通に良すぎる、歌も上手いし。本当器用な人。

私的2019年音楽作品番付 トラック編 <洋楽>

1. Lana Del Rey / The greatest


2, Mineral / Aurora


3. Jenny Lewis / Heads Gonna Roll


4. Ex Hex / Radiate


5. Tony Molina / Not the Way to Be


6. C Duncan / Wrong Side of the Door


7. Makthaverskan / Demands


8. Cardi B & Bruno Mars / Please Me


9. Bruce Springsteen / There Goes My Miracle


10. Pinegrove / Moment


私的2019年音楽作品番付 アルバム編 <洋楽>

1. Weyes Blood / Titanic Rising

圧倒的。ジョニ・ミッチェルかカーペンターズを聞いてるかのような、完成されたメロディ&メロウネス。Lana Del Reyの新作と合わせて、ただの懐古主義ではない正統派ポップ・ミュージックの名作が2019年に生まれたことに感激。「Everyday」、「Something to Believe」などの根幹を担う楽曲に参加したThe Lemon Twigsのダダリオ兄弟、Chris Cohen(どちらも大好き!)、そしてプロデューサーであるFoxygen(大好き!)のJonathan Radoの功を心から讃えたい。更に言わせて貰うとタイトルや各アートワークの美しさも非の打ちどころがない。

2. Lana Del Rey / Norman F*****g Rockwell!

Norman RockwellにFuckingを叩きつけるように彼女の感性が大きく変わった一昨。驚いたのがプロデューサーはあのJack Antonoff、Taylor Switf「1989」、Lorde「Melodrama」、St. Vincent「Masseduction」を手がけた元fun.の彼である。恐ろしいほどの打率で女性シンガーの傑作を生み出している。

3. Tyler, the Creator / IGOR

山下達郎サンプリング有りということで普段以上に萌えてしまったアルバム。Odd Futureのボスでありつつ、Frank Ocean、Earl Sweatshirtらに先鋭性で負け続けてきた彼の、起死回生、渾身の一作と感じた。これまでのアルバム、特に「Cherry Bomb」等と比べるとさらりと聴けてしまうのは、きっとただ耳馴染みが良いだけでなく、クリエイターとしての成熟によるものだろう。本人が語る通り単なるラップアルバムからは脱し、ミニマルなサウンドに徹し、各音の要素への敬意(?、というか丁寧さ、愛情)を強く感じる。山下達郎も「健全なサンプリング」と太鼓判を押したようだ。そしてこれがしっかりヒットするアメリカの市場の健全さよ。

4. (Sandy) Alex G / House of Sugar


5. Big Thief / Two Hands


6. Solange / When I Get Home


7. Helado Negro / This Is How You Smile


8. C Duncun / Health


9. Bedouine / Bird Songs of a Killjoy


10. Big Thief / U.F.O.F.


11. Vampire Weekend / Father of the Bride


12. Sharon Van Etten / Remind Me Tomorrow


13. Drugdealer / Raw Honey


14. Deerhunter / Why Hasn’t Everything Already Disappeared?



15. William Tyler / Goes West

このランキングを書きながら知ったのですが、元Lampchop、元Silver Jewsらしい。Robert Beattyがジャケを手がけるアルバムはハズレがない。

16. Julien Lynch / Rat’s Spit

Real Estateのギタリストのソロ。スペイシーでサイケ、Real Estateとも違う心地よさ。

17. Bruce Springsteen / Western Stars


18. Jenny Lewis / On the Line


19. American Football /  ST


20. The Japanese House / Good at Falling


その他

TWRP / Return to Wherever(帰る場所は自由)


Strand of Oaks / Eraserland