2/10/2014

私的2010-1012年音楽作品番付

愛読するブログ「pitti blog」でこんな企画( http://pittiblog.ldblog.jp/archives/36106916.html )がありましたので、便乗してみました。
あまりリリース年別に作品を意識したことはなかったですが、こうしてみるとその年の時代のブームや流れがあって面白いですね。


///2010年///

1. bloodthirsty butchers / NO ALBUM 無題
NO ALBUM 無題

2. 青葉市子 / 剃刀乙女
剃刀乙女

3. NHK / Special LP

4. 七尾旅人 / billion voices
ビリオン・ヴォイシズ

5. andymori / ファンファーレと熱狂
ファンファーレと熱狂

6. 神聖かまってちゃん / 友達を殺してまで。
友だちを殺してまで。

7. Dorian / Melodies Memories
メロディーズ・メモリーズ

8. 蓮沼執太 / Wannapunch!
wannapunch!

9. 相対性理論 / シンクロニシティーン
シンクロニシティーン

10. haruka nakamura / Twilight
Twilight

次点.
くるり / 言葉にならない、笑顔をみせてくれよ
トクマルシューゴ / ポート・エントロピー
やけのはら / This Night Is Still Young
SuiseiNoboAz / SuiseiNoboAz 
安藤優子 / JAPANESE POP
川本真琴 feat. TIGER FAKE FUR / 音楽の世界へようこそ

2010年は作品でいえば、bloodthirsty butchersの圧勝であったと思う。
彼らの過去の作品はいわゆる「名盤」認定されているものも多いが、それを遥かに凌ぐ力作であった。
吉村さんはもういないけれど、このアルバムを聞くたびに心に迫って来る魂を感じる。
そしてこの年から聞き始めた青葉市子。
正直取り巻きや、偏った思想を通じた浸透の仕方はあまり好ましくないし、ツイートを見ても生理的に好きになれないが、楽曲そのものの良さと思い出補正で名盤!にしても、七尾旅人もそうだけど、アーティストのツイートは見てられない。イメージが悪化することはあっても良くなることはない。多くは語らない方がよい。コミュニケーションは作品とライブで充分。
そういう意味ではNHKは超クール。とてもドープですがあっさりした内容です。生で一度見たことがありますが(KAIKOOかなんか)、空気を一変させる音楽でした。
以下はまあだいたいどこも同じかと思います。曲でいうと蓮沼執太はサン・ラのカバーが大変好きです。この人、そろそろブレイクしそうですよね?


///2011年///

1. Scoobie Do / MIRACLES
『MIRACLES』

2. Alfred Beach Sandal / One Day Calypso
One Day Calypso

3. 石橋英子 / carapace
キャラペイス

4. 坂本慎太郎 / 幻とのつきあい方
幻とのつきあい方

5. salyu×salyu / s(o)un(d)beams
s(o)un(d)beams

6. ザ・フルーツ / Fruits! Fruits! Fruits!
フルーツ! フルーツ! フルーツ!

7. ジョンのサン / No, Sir.
No,sir.

8. 住所不定無職 / JAKAJAAAAAN!!!!!
JAKAJAAAAAN!!!!!(再発盤)

9. 青葉市子 / 檻髪
檻髪

10. KETTLES / ビー・マイ・ケトル
ビー・マイ・ケトル

次点.
女王蜂 / 孔雀
あらかじめ決められた恋人たちへ / CALLING
Perfume / JPN
山下達郎 / Ray of Hope
砂原良徳 / liminal
センチメンタル・シティ・ロマンス / やっとかめ
cero / WORLD RECORD
水中、それは苦しい / 手をかえ品をかえ
ventla / hide
andymori / 革命
PIZZICATO ONE / 11のとても悲しい歌
山本精一 / PLAYGROUND 〜acoustic
Bill Laswell, 中村達也, 山木秀夫 / Bass & Drums
埋火 / ジオラマ
平賀さち枝 / さっちゃん
Chara / Dark Candy
Dorian / Studio Vacation
N’夙川BOYS / PLANET MAGIC

どう考えても佳作が多かったのが2011年。
選べない!
アルフレッド・ビーチ・サンダルを筆頭に、ザ・フルーツ、ケトルズ、ジョンのサン等、脱力(脱臼)しつつもクールな音を出すミュージシャンが目立った。
一位はダントツでスクービー・ドゥのアルバムです。相変わらずライブの質も高いけど、パッケージ作品も完成度が高い。この人たちの場合、他からの影響で曲風が変わるというのはあまり無いと思いますので、ひたすら良い歌を作るというのが一つのゴールになっているのか。
住所不定無職はメロディーセンスがとてもポップ。早くSMAPの曲でも手掛ければいいと思う。
青葉市子は、やはり聞いてしまう…。
番外ですが、センチメンタル・シティ・ロマンスの新作は、30年前の名盤を聞き返してると錯覚するような作品。「ナタリー」だけでも一聴の価値あり。


///2012年///
1. カーネーション / SWEET ROMANCE
SWEET ROMANCE

2. きのこ帝国 / 渦になる
渦になる

3. くるり / 坩堝の電圧
坩堝の電圧(るつぼのぼるつ)(通常盤)

4. チャットモンチー / 変身
変身

5. Avec Avec / おしえて

6. Tomato n' Pine / PS4U
PS4U

7. ZAZEN BOYS / すとーりーず
すとーりーず

8. 不失者 / 光となづけよう
光となづけよう

9. ザ・なつやすみバンド / TNB!
TNB!

10. OGRE YOU ASSHOLE / 100年後
100年後

次点.
(((さらうんど))) / (((さらうんど)))
阿部芙蓉美 / 沈黙の恋人
ストレイテナー / SOFT
パブリック娘。 / 初恋とはなんぞや
Jun Konagaya / Organ
トクマルシューゴ / In Focus?

毎年一位がベテラン無双で、まるでミュージックマガジンのようで情けないが、やはりカーネーションの今作は賛否ありながら紛れもなく価値がある。
今作に詰まっているような表層的にいい曲というのは意外とカーネーションには余り無い。もっと毒づいたような作品が来るかと期待したらとても爽やかで裏切られた。初回盤にはインスト盤が付いているのだが、これはどう楽しむのかよくわからない。とりあえず「Bye Bye」のインストだけ、クラシックを聞くように楽しんでいます。
きのこ帝国はキノコホテルとゆらゆら帝国が好きなのかな?程度にしか思ってなかったが、メトロックで拝見し、好きになりました。ライブでも音小さいし、もちろんCDでは迫力がないから満足はしてません。この作品は曲のカタログにしかなりませんが、ライブに足を運んでみて下さい。いつか凄いバンドになってるような気がします。メンバー可愛いし、これから売れるのではないでしょうか?
くるりとチャットモンチーとザゼンボーイズは、どの媒体でも好評でしたが、漏れず名盤だと思います。進化と王道を兼ね備えた、まさに名盤です。
ストレイテナーはこれまであまり聞きませんでしたが、このアコースティックセルフカバーは、ちょっとひねくれてるリスナーの耳にもまっすぐ刺さる気がします。

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