3/24/2013

SOKO / I Thought I Was An Alien

数年前に「I'll Kill Her」で有名になった仏の歌姫・俳優のSOKOによる最新作「I Thought I Was An Alien」のタイトルトラックです。
前作の曲調のイメージが、どうしてもアヴリル・ラヴーンみたいなティーンの女子の気持ちを歌ったもののような気がしてたのですが、今回はとてもサイケでドリーミーに仕上がっており、びっくりしました。
遠い日本ではほとんど名を知られていないように思いますが、ますます一般受けする感じからは遠のいているように思います。
にしても素晴らしいマスタリング。このアンニュイでドライな雰囲気はかなり独特で、完成度の高い作品です。

さて、今作の素敵なPVは、スパイク・ジョーンズによるもの。ビョークの猫と踊るPVを思い出す仕上がりです。
そういえばビョークも俳優兼SSWだった。何かのオマージュなのでしょうか?

3/10/2013

Lemonheads / Beautiful (Cover: Christina Aguilera)


すっかり日本では名前が出てこなくなってしまったLemonheadsですが、ふと思い出して調べていたら、2008年に最新作が出ていたんですね。それもカバーアルバム。でも、オアシス好きのイメージは有りますがオアシスのカバーは入っていません。
収録はイヴァンの影響を受けた曲っつうことで、W ireやLeonard Cohen等がカバーされています。
その中の1つがこちら、アギレラのカバー「Beautiful」。まさかっちゃまさかですが、個人的にアギレラ好きなのでなんとなくロックの人が演るのは納得。
とてもアコースティックに嗄れてて、J. Mascisの最新作「Several Shades of Why」に通ずるグランジ勢の新たな到達点を感じさせます。(そういえば一時Dinosaur Jr.のMurphはLemonheadsに参加してたっけ。)
かつての緩さに加えて、ギラギラしたものも感じさせる奇作です。

Varshons
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Lemonheads
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3/06/2013

カーリーズ




Video streaming by Ustream

信頼する書き手 松本亀吉氏のTwitterにて発見したガールズバンド。
まったく詳細は知らないが、紙コップス辺りと同じUstreamの番組でやってるってことは名古屋界隈なのかな。
とりあえずこの感動を残したくて備忘のために一筆。

あまり確信犯のにおいがしない、かわいらしいロックですね。シャッグスを聴いた時のような衝撃、というとベタですが、スカムではなくラモーンズ的ロックの良心といった趣が最高。
何となく音のせいですごく下手に聞こえてしまうが、実際はそんなことはないのかも。
女声ツインボーカルというのもまあ珍しいが、なにより気になったのは向かって左の女の子の声。昭和歌謡の様な色気のある、しかしどこか間抜け(失礼)な感じのする不思議な声。こんなボーカル聴いた事有りません。いや、森高千里ってこんな感じだったかな。

とにかくこのバンドは忘れられなそう。もちろん曲も素敵です。

2/27/2013

Scott Walker / Psoriatic



Scott Walkerの近作に見られるノイズと非楽器による有機的な音と、有機そのものである肉薄するような歌声。作風が象徴的に出ている一曲です。
深夜のiTunesシャッフル再生において、この曲が掛ったときは背筋が凍る想いをしました。
この「the Drift」という作品はその名の通り、どうにも海を漂流しているような、よくできたまとまりのなさ・試行錯誤感を覚えるのですが、それはこの人のようにポップスを死ぬ程作ってきた仙人のような人しかたどり着けない彼方の大洋があるのだな、ということを思わせてくれます。
まさに英国ポップスといった趣であるThe Walker Brothersのファンである父親に聴かせたら、嘗ての作風と比べて信じられないような様子でした。



Drift
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Scott Walker
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ビッシュ・ボッシュ
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スコット・ウォーカー
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2/14/2013

The Strokes / All The Time



The Strokesの新曲がリリース!
3月にアルバムが出るらしいがそれのリードトラックらしいです。
この人たちコンスタントに作品を発表するなぁ。

なぜか私の頭の中には「Is This It」が2001年作ってのが強く刻まれています。それほどまでに「Is This It」がインパクトがあったのでしょうか。何にせよ、それからもう12年ほど年月が流れているという事が驚きです。The Strokesももう大ベテランなわけだ。

さて、新曲はその「Is This It」のスカスカ感と比べるとだいぶ音数が増えてアレンジも凝っています。当時の面影はもはやないと言っても良いですが、まあそれが良いか悪いかではなくよりエモーショナルに変化をしているのがよく見て取れるでしょう。これまのアルバムでも脱皮が意識されていたことが多かったように思いますが、それでもどうも何かブレイク時の未練を残したままという印象であった。今作は一体どう化けるか。もっと飛び道具があるのか。期待しています。

※sendspaceから新曲はダウンロードも可能です。


Is This It
Is This It
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Strokes
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2/13/2013

Fred Frith / Some Clouds Do



Henry CowのFred Frithの実験色の濃い諸作の中でも、やたらとポップな印象を受ける「Cheap at Half the Price」。意味不明なタイトル・歌詞が並ぶが、曲はけっこう真っ向からポップに向かって行ったような印象を受ける。
突然段ボールとの共作で名前を知ったのだが、なるほど納得、このチープさと外れた感じ、でも常にPOPであることを厭わず、音の快楽を追求する。両者に共通するロックであり、この邂逅は必然であったことを思わせる。
ところでこの作品を聴くとどうしてもSnakefingerを思い出してしまうのだが、もう1つPrimal Screamの「Pills」を思い出してしまう。まったくオマージュ等ではないのだろうけど。でも「Pills」にも80年代のロックのヒリヒリ感があっていいですね。




Cheap at Half the Price
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Fred Frith
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PawPaw / 黒い森



これまでこのバンドの名前も知りませんでしたが、たまたまナタリーで名前を見かけたその日にたまたま別の箇所で動画を見つけ、さらに今週末のストロボカフェのスケジュールを見たら名前を見つけ、やたらと気になって聴いてしまいました。
普通のカフェミュージックのようだと思ってしまいそうですが、聴いてると独特の拍子、面白いボーカルのミックス、専属のイラストレーターが付いているなど・・・奇を衒う事無く地道に綿密に王道で新しい音楽を作っている感じがします。本当に詳しく知らないのですが、ひとつのプロダクションとして完成されている印象を強く受けます。
さよならポニーテールの正体はこの人たち?なんてことも思ってしまいました。
きっと、アコースティックでもエレクトロニックでもどちらでも行けるんだろうな、こういうバンドは。


いつかの夢
いつかの夢
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PawPaw
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2/11/2013

ジャケ弁特集

ジャケ弁という来るべくして来たブームを知り、色々ネット上から探してみました。
自分でも作ってみようかな。

Pink Floyd / 狂気

Bad Brains / Bad Brains

King Crimson / 21st Century Schizoid Man


Michael Jackson / This Is It

Rage Against The Machine / Evil Empire

Muse / Origin Of Symmetry


Brian Wilson / SMiLE


David Bowie / Low

Bjork / Debut

Radiohead / The Bends

Primal Scream / Screamadelica

Hi-STANDARD / THE KIDS ARE ALRIGHT

Yellow Magic Orchestra / SERVICE

James Blake / James Blake

Metallica / Master of Puppets

Derek and The Dominos / Layla

2/06/2013

My Bloody Valentine / she found now



すごい!とにかくすごい。
マイブラが新作を出しただけでもすごいのに、この素晴らしい出来。や、素晴らしいというのか、変わっていないというのか。あの「Loveless」の面影が濃い(良い意味で)。そしてとても荒々しいところもあれば、この「she found now」のような、かつてはあまり見せなかったストレートに美しいナンバーもある。
シューゲイズ全盛で、マイブラ自体の全盛期からだいたい20周年で、且つバレンタインデーも近い今、絶好のマイブラシーズンである。是非ライブに足を運んでおきたいものです。
すべてネットで聴けてしまう。

2/03/2013

Rollerskate Skinny / Miss Leader

マイブラのケヴィン・シールズの弟が参加していたことでも知られるRollerskate Skinny。

長年B級イメージを持たれて来ている印象だが、ここにきてのマイブラ復活とシューゲイズブームで再評価が高まるか、といったところ。

特段シューゲイズというわけでもないのですが、妙に変なシンセが入ったり、凝ってる印象はあってなかなか聞き飽きない。曲調は何の事は無いまさにブリット・ポップだと思うのですが、備忘のためアップしてみました。

Horse Drawn Wishes
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Rollerskate Skinny
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チャットモンチー / コンビニエンスハネムーン

この歳になって、歌に勇気づけられる・元気づけられるという事を思い知るとは思わなかった。チャットモンチーといえばゆるい感じに見せて芯のある、女の子たちが可愛くてかっこ良くて憧れるようなバンドだと思いますが、この曲はそんな良さを最大限に引き出した超魅力的な曲です。
奥田民生氏プロデュースということを後から聴いて納得。このギターの骨太感はまさに民生節。
「日本生まれ 日本育ち 日本語は話す 日本酒は飲めないけど」これ以上の歌詞は無いだろう。

こんな恥ずかしいことは余り言いたくないが、本当にスケールがでかくて、自分の悩みがちっぽけに思える、そんなロックの初歩のような感動を味わえるナンバーです。

変身
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チャットモンチー
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1/26/2013

あらかじめ決められた恋人たちへ / CALLING



あら恋を初めて見たのは、2012年春のKAIKOOフェスだったが、そのフェスでトリでもないのに一番の盛り上がりであった印象が強く残っている。時間も夕暮れで丁度良く、テルミンも冴え冴えで、背筋が凍るほど踊った記憶がある。

インストバンドはたくさんあるが、あら恋のように心の底をかきむしるような叙情的(←この言葉はあら恋を語る際にはベタ過ぎるが)なものは聴いた事が無い。

このアルバムにも同様、CDという冷えたメディアながら恐ろしいほどの情熱を感じ取れる。

1/21/2013

戸張大輔 / ライブ映像

これはレア。初めて見た。さすが松本亀吉さん。

地球三兄弟 / 呼びにきたよ

良い曲作るなぁ。
PVも細かい演出が見所!
落ちは…案の定w

私的2012年の音楽作品番付

いつもやってる独断のアルバムランキングまとめてみました。

毎年思うけど毎年豊作だと思えるおれは幸せ者。

<洋楽>

1. The Beach Boys / That's Why God Made The Radio

文句無しに、圧倒的に名作。この年齢でここまで作れてしまうのはもはや天才。すべて新曲と思えないほど一曲一曲丁寧に作られていて、ベスト盤?と疑ってしまうほどの出来。ブライアン・ウィルソンもバリバリ現役で、とにかく微笑ましく、ハッピーなアルバム。

2. Paul Buchanan / Mid Air

宇多田ヒカルも好きだというThe Blue Nileのポール初のソロ。The Blue Nileの前作「High」から8年。周期的にリリースがある人(達)なので、期待していたらまさかのソロが出た。なんという深みのある声。これを聴いて今夜も寝よう。

3. Bob Dylan / Tempest

この歳でここまでプレッシャー無く曲を作れるというのは凄い。何千万人というファンが新作を心から待っているのに、当の本人はそんなもの何のその、気にせず自由に作るぜ、と。音楽の先進性を詰め込むでもなく、世界平和を願うメッセージを込めるでもなく、ただひたすら体から出てくる音楽をかき鳴らすまとまりのない快作。

4. The Caretaker / Extra Patience (After Sebald)

日本語でこのアルバムを扱ったサイトが無いので、詳細がいまいち分からないが、別途「Patience」なるアルバムが存在し、これはそのフリー版というところであろうか。前作同様、かつて存在した「ような」音を出し、何十年も前のクラシックのLPを聴いているような、ローファイとも違う斬新な感覚。

5. Poor Moon / Illusion

ネットにて無償でリリースされた、Poor Moonの初のEP。メンバーは、Fleet FoxesのベーシストChristian Wargoとキーボード/マンドリン・プレイヤーのCasey Wescottら。新しい方には進みすぎないほど良いスタンスが奏功。

6. Air Tycoon / Winter Purple

Active ChildやTwin Shadowらと同期するようなチルウェイヴバリバリの音。一曲一曲がとても没個性なのに、気になるグルーヴが散りばめられており、飽きる事無くどこか心に刺さる不思議なアルバム。

7. La Sera / Sees the Light

Vivian Girlsでベース・コーラスを担当するKaty Goodmanのソロ2nd。昨年~2012頭にかけて一瞬吹き荒れたインディー・ガールズ・ニューウェーブの中でも一際個性が強い。あと可愛い。

8. The Chap / We Are Nobody

これまでまったく存在を知らなかったが、イギリスのひねくれエレクトロポップ。ジャケットがコンドーム。

9. Animal Collective / Centipede Hz

おなじみアニコレ。もはや何がどう進化したか分からないが、おそらくこの気持ちよさが答えということでしょう。

10. Squarepusher / Ufabulum

期待外れとの声も多い最新作も、じっくり聴けばまずまずの良い曲揃い。シングルがキャッチーだったのが新鮮だったけど、なんだか心に残るコレジャナイ感。

<邦楽>

1. Perfume / Spending all my time

これまでのPerfumeと比べて、音がゴリゴリ且つ英詩がほどんどという構成で、欧米を視野に入れたのか?と思わせるシングル。(英詩は「Take me Take me」や「Speed of Sound」もあるが。)Perfumeの歌詞が好きな女子たちには物足りないかも知れないけど、テクノ好きなおじさん達には涎モノの一曲。

2. カーネーション / SWEET ROMANCE

ついにソロになってしまったカーネーション。往年のファンからしたらつまらないという声が聞こえてきそうでありつつも、どう考えても名曲としか思えない曲がたくさん。ゲストの要素も色濃く、「UTOPIA」での山本精一氏のギターは快感。初回付属のインストCDも必聴。

3. Jun Konagaya / Organ

嘗て80年代後半に、GRIM名義で美しいオルガンノイズを聴かせたその人が、Jun Konagaya名義にて初めてのソロ・アルバムを発売。既聴感のあるような独特の音作りは職人のなせる業である。

4. Tomato n' Pine / PS4U

惜しくも解散してしまったトマパイの最初で最後のアルバム。色々オマージュネタが多く盛り込まれており、60年代~00年代までを総括するような壮大な作品であり、いちアイドルのアルバムとして片付けることは日本史上許されない。

5. 阿部芙蓉美 / 沈黙の恋人

気づいたら恐ろしい回数リピートしていたアルバム。よく考えたら囁くように歌うシンガーって最近レアだ。「エイトビート・サッドソング」は展開が美し過ぎて背筋がゾクっとした。

6. Berryz工房 / 愛のアルバム⑧

アイドル戦国時代において、変わらずストレートなハロプロ節を聴かせるのがBerryz工房。シャッフルや℃-uteとのコラボなど、新境地もありながら、スタンダードなバランスよい構成でまるでベストアルバムのよう。

7. SEBASTIAN X / ひなぎくと怪獣

ルックスもよく、声も個性的で、詩も可愛い。売れるのは時間の問題か。ハートバザールを思わせる良ポップス。

8. TK from 凛として時雨 / flowering

凛として時雨の音の重さに飽きていた頃だっただけに、単なる引き算としてのソロではなく、TKだけのほどよい声とギターで聴ける音というのが新鮮でとても良いと感じでしまった。

9. 転校生 / 転校生

あまりよく知らないが、突如現れたシンガーソングライター。名前からして奇を衒った感じを想像していたら、思ったよりフツーでガックシ来たが、これもまたこれでいいかなと思える、普遍的な名曲。

10. 後藤まりこ / 299792458

先にはYUKIが居るし、かといって醸成してきたロック像の美味しいところは、かまってちゃんらの若手が持って行ってしまった。彷徨いながら新たなオリジナル感を模索する中途半端さがいい具合。