12/20/2015

私的2015年音楽作品番付 トラック編 <洋楽>

振り返ってみればなんだかんだで"Vaporwave"にも若干飽きが訪れ、同時にApple Musicを導入したことで、洋楽の新作を耳にする機会がかなり増えて、普段聞かないような色々な音楽を楽しめた一年でした。出揃ったところの共通項はなんとなく"ソウル"のような気もする。Gloria Ann Taylorの再発もあったり、レア・グルーヴの波が例年に引き続き強く押し寄せて、諸々の楽曲にも反映されているのだろうか。またチルウェイヴ・ヴェイパーウェイヴと呼ばれた一派もそれぞれその親であり正統であるブラック・ミュージックへの更なる回帰を果たし新たな境地へ。 ギャングスタ・ラップが少し苦手で敬遠していたヒップ・ホップも、Kendrick LamerやDrake等の新手の活躍のお陰でDatpiffを漁るまでに楽しめるようになりました。まあ結局ヘビロテしたのはロック・バンド中心ですが・・・。


1. Grimes / Flesh without Blood
半年間かなりヘビロテした。ここまでの曲が作れたら、これからはLady Gagaのようにもっと輝かしいポップ・フィールドへと飛躍して行っちゃうのかな。


2. Roman à clef / Bye/Gone
誰がなんと言おうと、売れなかろうと、ゴリ押ししたい!最高だってこれ!


3. Skylar Spence / Can't You See
Saint Pepsi時代はあんなにもてはやされてたのに、アルバムはあまり話題にもならず・・・。しかしこの一曲は嘗て以上の輝きを放っている。Vaporwave残党として何が何でも応援したい。「Affairs」のPVもヤバい。


4. Tobias Jesso Jr. / How Cloud You Babe
昨年聞いたデモ(?)の「Trure Love」のトキメキがそのまま込められたアルバムの中の白眉。


5. Ducktails / Headbanging in the Mirror
当たり前だが、新作の中でもこの曲だけ妙にReal Estateっぽい。Martinのソロ曲も良かったし、Woods、Alex Bleeker、Big Troubles等、彼らの周辺人脈にはUSインディーのキーパーソンが溢れていて目が離せない。祝・来日!


6. Girl Band / Why They Hide Their Bodies Under My Garage?
GirlsやDrumsのような人を小馬鹿にしたようなバンド名。ノイジーだが妙に耳残りはよい。シューゲイザーでもないし、NO WAVE・インダストリアル感が強いけど意外とオリジナリティのあるサウンドでは。


7. Tame Impala / Eventually
「ローナイズム」のスマッシュヒットの流れにのり、新作アルバムではビルボード4位と大ブレイク。どこまで脂が乗るのだろうか。


8. Toro Y Moi / Run Baby Run
「What For?」は挑戦的で良作だったと思うが、曲の良し悪しにムラがあったせいかメディアの評価は低く、当てつけのように突如無償で新作「Samantha」(これもかっこいい!)をリリースするなど、意外な側面を見せたトロちゃん。この曲は突き抜けるようなポップな新境地にあって大好きです。チル残党として応援したい!がんばれ!


9. Unknown Mortal Orchestra / Like Acid Rain
リード・シングルでもないんでしょうけど、この曲好きです。UMOのよいところが詰まってる気がして。あとなぜかいつもRoyal Truxを思い出してしまう。


10. Hudson Mohawke / Ryderz
昔からキレッキレで大好きですが、今回はD. J. Rogersの元ネタも好きだったのでたまりませんでした。


次点
Beach House / Sparks
不協和音クセになる!


Destroyer / Dream Lover
スプリングスティーンかよ!


SOKO / Ocean of Tears
かわいい。前作より垢抜けた!


Belle and Sebastian / Nobody's Empire
Hostessの感動は忘れません!


Duran Duran / Pressure Off (feat. Janelle Monáe and Nile Rodgers)
Nile Rodgers働きすぎー!

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