9/20/2010

コクシネル / BOYS TREE

唄声の重みを知る一枚

コクシネルについては、
自分はあまり詳しくないのでWikipediaに任せるが、
このアルバム収録の名曲「少年の木」は意外なことに地上波で出会った。
大学時代に深夜番組で「FACTORY LIVE」というフジ系列のライブ番組があり、
(今もあると思うけど)
そこでこのバンドが出ていたのだ。
名前こそ知ってはいたが、全く食指が伸びていなかったバンドだったので、
思わず録画して(VHSにね)、何度も見ていた。
後からこの「BOYS TREE」という作品を買い、
そこに『少年の木』は収録されていたが、
唄声は同じように美しい、独特の歌い回しだった。
このボーカル野方囁の唄い方はどこかPhewのそれを思い出す。
唄うっていうよりひねり出す感じ。
曲を聴いててもあまり分からないけど、
本当は野方氏の歌唱力はかなり高いと思う。
「怪しい感じがする」「神秘的」とかそういう形容だけで終わってはもったいない。
胎盤の中から聴くような、唯一無二の歌唱。
『少年の木』はかなり聴きやすい讃美歌のような曲だが、
ほかのアルバムではバリバリにノーウェーブっぽい演奏も聴ける。
そっちの方が本当はこのボーカルと相性がいい感じもするけど。
そしてもう1曲『天と地の偶像』というかなりぐっとくる曲も収録されている。
Cock C'Nell - Shounen no Ki
今思えば地上波にコクシネルが、というのはかなりすごいことだと思う。
たまに地上波ってのはこういうことをするね。
地上波で誰々(=マイナーなアーティスト)って聴くと興奮しちゃう。
http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=tjmhndrx-22&o=9&p=8&l=as1&asins=B00005TOHS&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=000000&bg1=FFFFFF&f=ifr

0 件のコメント:

コメントを投稿